金融リテラシーとは

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マネー・副業
昨日金融リテラシーの話を少ししましたが、
実は国としても金融庁が2013年に「最低限身に付けるべき金融リテラシー」として
①家計管理、②生活設計、③金融知識及び金融経済事情についての理解と適切な金融商品の利用選択、④外部の知見の適切な活用、という4つの分野に分け、適切な収支管理やライフプランの利用など15項目を挙げています。

ゆえに、私が学生の頃はこういうお金に関する事は一切習いませんでしたが、
これからの時代は金融リテラシーの向上はマストという事です。

ちなみに、金融庁が掲げている15項目というのは以下の通りとなります。

1.家計管理
項目1 適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)の習慣化
2.生活設計
項目2 ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた
資金の確保の必要性の理解
3.金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商
品の利用選択
【金融取引の基本としての素養】
項目3 契約にかかる基本的な姿勢
項目3 契約にかかる基本的な姿勢の習慣化
項目4 情報の入手先や契約の相手方である業者が信
頼できる者であるかどうかの確認の習慣化
項目5 インターネット取引は利便性が高い一方、対面取
引の場合とは異なる注意点があることの理解
【金融分野共通】
項目6 金融経済教育において基礎となる重要な事項
(金利(単利、複利)、インフレ、デフレ、為替、リス
ク・リターン等)や金融経済情勢に応じた金融商品
の利用選択についての理解
項目7 取引の実質的なコスト(価格)について把握する
ことの重要性の理解
【保険商品】
項目8 自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾
病・火災等)が何かの理解
項目9 カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額
の理解
【ローン・クレジット】
項目10 住宅ローンを組む際の留意点の理解
① 無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てるこ
との重要性
② 返済を困難とする諸事情の発生への備えの重要性
項目11 無計画・無謀なカードローン等やクレジットカード
の利用を行わないことの習慣化
【資産形成商品】
項目12 人によってリスク許容度は異なるが、仮により高
いリターンを得ようとする場合には、より高いリスク
を伴うことの理解
項目13 資産形成における分散(運用資産の分散、投資
時期の分散)の効果の理解
項目14 資産形成における長期運用の効果の理解
4.外部の知見の適切な活用
項目15 金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適
切に活用する必要性の理解

「最低限」と謳っているだけあってどれも基本的な事ばかりです。
最近の記事で保険や住宅ローンなどの話もしましたが、
これらの事象は用語も含め全て理解している必要があります。

例えば、「項目14 資産形成における長期運用の効果の理解」については、
投資における優位性の一つで、時間を長くかければかけるほど、利益になる可能性は高くなります。

例えば、アメリカ国債は、1年物だと年利0.14%ですが、30年物と長期になると年利1.5%です。100万円分買えば30年で45万円の利息がつくという事です。

これはあくまで一例ですが、
投資というのは基本的に期間を長く取れば取るほど有利になります。

ゆえに、若い時から金融リテラシーをつけておくというのは、
資産形成においてとても重要です。

そして、現時点の年齢は人それぞれだと思いますが、
自分の今後の人生で一番若いのは現在であるというのは全員共通です。

よって、今からしっかり知識を付け将来に備えるという事が重要です。

なお、そのための第一歩はやはり上記の15項目の中で最初に出てくる「家計管理」や「生活設計」だと思います。

そもそも、1ヶ月の収入が1ヶ月の支出を下回るという状態では、
投資どころではないと思うので、まずは貯金をしっかり出来る家計管理が行えているかをチェックする事が重要だと考えます。

その上で、住宅や保険、マイカーなど人生において大きなお金がかかるものについては、
買う、買わない、買うのであればどれぐらいの金額の商品を買うのかなども自分の人生プランに合わせて一度真剣に考えてみる事をお勧めします。
(そして、余剰資金が出来たらそれを全て現金にしておくのは機会損失を起こすので、一部を金融商品などで運用していく事をお勧めします。)

というのも、長期であれば得をする商品がほとんどなので、
この辺は知っているかどうかになります。

そのため、明日は上記で例として挙げた米国債の買い方などについて解説させて頂こうと思います。

何事も知識を付けて少額でもやってみると、
どんどん自分ごととして捉えられ、
そして、この金融リテラシーは資産構築、
セミリタイヤには必須なので、
将来的に自由に生きていく事に大いに役立つかと思います。





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