これまでのシステム成績(2022年4月15日)

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今週は先週末と比較して、日経平均株価は0.37ポイント、システムに採用した全38銘柄の株価平均は1.27ポイントの反発となりました。
また、システム採用銘柄株価のプラス割合は変らず、31.58%(12銘柄)のままとなっています。

一方、システム成績は0.16ポイントの続伸となり、平均資産増減率はマイナス2.26%に回復しました。
オシレータ系は0.45ポイント、その他系は1.87ポイントの増加となりましたが、順張り系が0.73ポイント、逆張り系が0.23ポイントの下落となりました。

チャートを見ると、順張り系は底練り、逆張り系は頭打ち、オシレータ系は横這い、その他系は上昇基調継続となっています。
また、日経平均株価とシステム採用銘柄株価は反発傾向となっています。

4月15日時点で買い保有状態のシステムは12システム、全体の31.58%まで激減しました。週明けに株価が大きく下落すれば大幅なプラスが期待できますが、逆になると大きな痛手になりそうです。

個別システムでは、増減率がプラスでかつインデックスに勝っているのは、18システムに増加しました。また、インデックスとは関係なく、増減率がプラスのものは、52.63%の20システムに急回復しました。

資産増減率で見ると、味の素が27.13%で首位を奪還し、野村総合研究所が24.96%で2位に後退、みずほが16.51%で3位を維持しました。
一方、株価上昇率は国際石油開発帝石が57.49%で首位を独走、丸紅と新生銀行がそれぞれ29.34%と28.08%まで伸ばすも、2位と3位のまま変わりません。

日経平均株価は、週前半に続落するも後半に持ち直し、先週末比107.39円の反発となりました。
次図に4月15日時点の最適トレンドラインを示します。

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先週末まで続いていた直近上昇トレンド22は勢力を落として後退し、直近に新たな下降トレンド11が発生しました。
上昇トレンド22は、先週末時点の上値目処をやや超えたものの、結果的に下降トレンド21に抑え込まれることになりました。

さて、株式投資には様々な方法があり、その中の一つにシステムトレードがあります。システムトレードとは簡単に言うと、客観的かつ一意的な方法で継続的に行うトレードの事であり、その「システム」に則ってトレードを実行すれば、誰が行っても同じ結果が得られる、とされています。

もちろんこれは絶対的に正しいわけではなく、運用条件によっては異なった結果になることもありますし、そもそもその「システム」をどこまで定義しているのかによっても、違ってきます。

有名な事例では、ルネサンス・テクノロジーズというヘッジファンドが用いているとされる「システム」があります。
市販システムの一部にも、同様の思想で設計されているものがあるようです。

これは、いわゆるリターン・リバーサルに基づくロング・ショート戦略と、大数の法則とを組み合わせたシステムであり、大量の銘柄を割高と割安に分けて、割高銘柄を売り、割安銘柄を買うことで、統計的優位性を得ていると考えられています。

個々の銘柄は一見ランダムに損益を計上しているように見えますが、非常に多くの銘柄のトータルで見ると、期待値がプラスになるように設計されています。
その結果、1988年から2018年までの30年間でほとんど負けることなく、手数料控除後の平均利回りが39%という驚異的な成績を残しています。

しかし、そのようなファンドであっても、2020年の新型コロナウイルス不安による株価暴落とその回復過程では大きな損失を計上し、その後は資金流出が続いているようです。
どんなに優れたシステムであっても、たった1度の大敗で崩壊の危機に瀕するという、シビアな現実がそこにあります。

このようなタイプのシステムは、どのような市場のどのような銘柄群(ユニバース)から、実際に運用する銘柄を選択するかが重要であり、その部分を全て客観的かつ一意的に決定するには、非常に大規模なシステム体系が必要になります。

そのため、理論的には「誰が運用しても同じ結果」が得られるとしても、現実的にはかなり難しいことでしょう。
そもそも、個人投資家ベースで考えた場合、仮にシステムが模倣できたとしても、それを稼働させるためには莫大な資金が必要になるはずです。

一方、KFシステムクリエイターが提供するシステムは、解析的自己相関型システムと称するタイプであり、1システム1銘柄を基本とします。
そのため、比較的少ない資金量からシステムトレードを実践することができます。

また、寄付き売買を基本とするため、誰が実行しても同じ結果が得られます。例えば、AさんとBさんが、同一銘柄同一ロジックのシステムを実行した場合、必ず同じタイミングで売買シグナルが発せられます。

AさんとBさんの売買行動は、両者のシステムに影響を与える場合があるものの、その影響は必ず同じになります。すなわち、売買によってそれぞれのシステムが異なっていく、ということはけしてありません。

例えば、Aさんが1万株、Bさんが100株の運用を行ったとしても、彼らは常に同じタイミング、同じ価格で売買を行うことになります。
どちらかが有利と言うことはありません。もちろん、損益額は両者で大きく異なります。

以上のように、一口にシステムトレードと言っても様々な思想や方法があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
解析的自己相関型システムに関しては、次回以降で更に掘り下げていきます。


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