【たった半年で】英語をマスターしてしまう5つの原則!言語学者がオススメする学習のコツ

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心理学者であり言語学者であるクリス・ローンズデールは5つの原則で言語学習を6か月で可能とTEDで主張しています。
今回は、その内容をタニヒトの見解を交えて紹介していきます。

原題は“How to learn any language in six months”
「どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法」


そのまえに、
言語習得の誤った認識

1.言語には才能が必要である

才能(素質)はもちろん必要だと思いますが、努力である程度は話せるようになると思います。
大人になってからは、時間の投資は100%必要。

2.外国へ訪れることが最適な言語習得の方法

私の体験から言うと、22歳の時に1年間ワーキングホリデーでニュージーランドに住んでいました。
その時英語はある程度話せるようになりましたが、日本人と過ごすことが多い最初の時期は、英語の伸びが悪かったです。

また、タニヒトの生徒さんの中には夫の海外赴任をきっかけに、1年半もアメリカに住んでいるにも関わらず、日本人コミュニティだけで過ごす時間が多いので、日本語だけで会話できてしまうので英語をほとんど話せないという方もいらっしゃいます。

反対に、タニヒトは、何年もラジオ英会話やビジネス英会話をつづけ、また集中的に死ぬほど英検のためにスピーキングやリスニング、ライティングを鍛えたおかげで、そして独り言も続けているおかげで、ある程度英会話できるようになりました。


第1原則 「自分に関係する言語内容に焦点をしぼる」

“Focus on language content that is relevant to you”

覚えることは、自分に興味があることの方がいいですよね。
英語の初心者がいきなり、難しい政治や社会性のある話題や英単語よりも、趣味の料理のフレーズや英単語からの方が覚えやすいです。
言語の習得には、以下の4つのプロセスがあります。

① 注意
② 意味
③ 関係性
④ 記憶

例えば、日頃から英語学習の機会に① 注意し(意識)ていれば、自分が言いたいフレーズや単語の② 意味に関心が向くはずです。 テキストブックやラジオ、Youtubeなどで何度も目にしたり、聴いたりすると、単語やフレーズの使い方や、③関係性がわかってきます。そうすると人は ④ 記憶していきます。
というイメージです。

付け加えると、自分の人生や生活を左右する状況だとより覚えやすいです。
例えば、海外旅行にいくなら、空港の税関でのやりとりのフレーズは必死に覚えますよね?

第2原則 「初日から「コミュニケーションツール」としての言語を使う」

“Use new language as a tool to communicate from day 1”

タニヒトは、この原則を特に強調します。
多くの人は、覚えること、テキストブックを1冊終わらせることを目標としています。
「覚えてから使おう」と思っています。
これだといつまで英語を使えるようにはなりません。
「使いながら覚えていく」が正しいです。

私には2才の娘がいるのですが、どんどん毎日、日本語を覚えていっています。
間違っている単語の使い方が、数日すれば正しい表現になり、単語が文章になっていっています。
子どもは「覚えてから使おう」なんて思っていないですよね。
使っているうちに、使い方、よりよい使い方を学んでいます。

タニヒトの生徒さんは「比較級」を苦手にしている方が多いです。
実はタニヒトも苦手です。
ただし、毎日、無理やりでも使うことで、比較級を使うことへの抵抗がゼロになりました。
合っているか間違っているか不安ですよね?
やり方はすごく簡単です。
合っている文章を、ひとまず、一日に何度も使えばいいのです。

例えば、目の前に2本のペンがあれば、
This pan is longer than that pan.
と中学生で習う文章を言ってみるだけでいいです。
「今日は昨日より暖かいな」と思ったら、
It’s warmer today than yesterday.
と言えばいい。寒ければ warmer を colderに変えるだけでいい。

タニヒトは
「比較級は日常にあふれている」
    「日常は教材」

と考えているので、ぜひ「独り言」を繰り返して欲しいし、一つの最良の勉強方法と信じています。
「独りごと」の詳しいやり方は、別のサイトで紹介していますので、
ご希望の方はお知らせくださいね!
タニヒト式【独り言オートマチック】

あなたが、英語初心者だろうが、上級者だろうが、小学生だろうが社会人だろうが全く関係なく、独り言は「今、この瞬間から始められます」


第3原則 「メッセージを初めに理解すると、 まず無意識のうちに言語を習得します」

When you first understand the message, you will unconsciously acquire the language”

ここの原則は、伝えるのが難しいのですが、タニヒトの実体験を紹介しようと思います。
タニヒトは現在、外国人に日本語も教えています。
つたない英語と、ボディーランゲージを駆使して。
生徒さんも同じです。何とかタニヒトに伝えようと表現を言い換えたりして質問してくれます。
タニヒトも必死で理解しようとしていますので、何とか意思疎通ができています。
「相手のメッセージを理解しようとすることで、無意識に言語は習得できる」

第4原則 「身体的なトレーニング」

“Physiological training”

私はこの意見に、大いに賛成します。
クリスが言っているように、言語学習はたくさんの知識を蓄積することではありません。
多くの点で外国語学習はむしろ肉体的トレーニングに近いのです。
まず、前提として、聴きとれなければ、相手の言っていることを理解できません。
つまりシャドーイングの練習が不可欠。
クリスは「言語に浸れ」と言っています。
とにかく聴きまくれ!ってことです。

伝えるためには、口を動かさないといけません。
そのためには、内容ももちろんですが、「発音」が正しくないといけない。
なぜかというと、発音が間違っていると、相手に通じないからですね。

「顔には43もの筋肉があり、それらを連動させることで他の人が理解できる音声を作り出すのです」と言っています。

当たり前の話しですが、筋肉を使っているわけですね。
サッカーで強いボールを蹴りたいなら、足を動かす。鍛える必要がある。
同じように、伝えたいなら、口を動かす必要がある。
クリスは、筋肉痛が起きるくらい、練習する必要があると言っています。
私は、野球部が素振りで手まめができるように、痛みを伴うくらい、練習量が必要と伝えています。

英検準1級の合格するために、私は、耳が千切れるくらい、舌が千切れるくらい、シャドーイングし続けました。
実際に生徒さんには、それくらい必要だと伝えていますし、それくらいしないと英検には受からないとはっきりと伝えています。

80分前後、リーディング・ライティングの試験があり、リスニングは25分くらいあります。
問題を集中して解き続ける体力や精神力も必要です。
これは毎日、ランニングを1時間するくらいの練習が必要と考えています。
つまり、肉体的にしんどい思いをしないといけないってことです。

誤解のないようにここで伝えておきます。
「英語が2か月で話せる」は「ラクして話せる」ではなく、
「毎日3時間以上自主練」するから、ですからね。
毎日腹筋10回だけして、ムキムキにならなないですよね。
数か月、毎日100回くらいしてやっと腹筋が割れるのと同じように、英語も毎日の積み重ねです。

第5原則 「身体的および心理的な状態の問題」

“Psychological/Physiological state matters”

当たり前ですが、緊張していると、言葉が口から出ません。
スピーキングのテストになると、頭が真っ白になることがありますよね?
ピアノの発表会で緊張して、楽譜が「パーン」と飛んでしまうことと似ているでしょうか?
反対にリラックスしている状況だと、自然と、考えずに口から出ることがあります。
それだけ精神状態が大事ということですよね。
でも緊張しても口から英語が出るようになるにはどうしたらいいのか?
答えは簡単です。

練習あるのみ

練習の繰り返しのみ、自信につながります。
考えずとも勝手に口が動くぐらい、毎日練習するしかないのです。
じゃあ、一人じゃ練習するできない人はどうすればいいか?
もちろん、タニヒトを頼ってくださいね😉
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