検索が苦手

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私には「インターネット検索が苦手」という顕著な(発達障害の)障害特性があります。これを言語化している人はかなり少ないみたいでして、これを私が言ったり書いたりすると、しばしば驚かれます。しかも私は、プログラミングは得意だったりするのです。最近、エクセルのマクロを覚えた私は、先週の日曜の午後に、エクセルで「テトリス」を半日で作ってしまいました。書くので半日、不具合を直したり色を手直ししたりするのであと2時間くらいかかりましたが完成しました。遊んでくださったかたの感想では往年のファミコンみたいなレトロな感じらしいですが、スムーズに動きますよ(ココナラブログにコードをさらしてあります。初日の古いほうもさらしてあります。コピペして遊んでくださるかたには改良版のほうでお願いします。古いほうの記事を削除したいのですが、とりあえずブログの編集のしかたもわかりません)。この「プログラミングが得意」というのも障害特性ですけどね(「空気が読めない」=「論理で理解する」=「プログラミングとは論理」)。たとえば私がお世話になっているある障害者福祉の相談員のかたは「プログラミングが得意ということはパソコンが得意だと思われ、検索は簡単でしょうと思われる。これは注意すべき障害特性ですね」と言いながらメモしていました。そのほかにも私は複数のブログを書いていますが、どちらでもいろいろな反応をちょうだいします。「自分のことくらい自分で調べなよ」と言われることも多いですが、それができないから、私は「わからないことは人に聞く」という作戦で自分の障害特性をカバーしています。

きのうは、丸一日、あちこち歩き回りました。私は「検索が苦手」のみならず「スマホやパソコンが全般的に苦手」という、昔ながらの言いかたをすると「機械おんち」なのです。加えて「方向おんち」なので、わからない道はすべて人に聞きます。人に道を聞くのにもコツはあります。たとえば彼女を連れている彼氏に道を聞くと、かなり高い可能性で親切に道を教えてもらえます。かっこいいところを見せたいのか、もしくは人に不親切なところは見せたくないのか、とにかく彼女を連れた彼氏に道を聞くのは手です。それから、ベビーカーに子どもを乗せた若いお母さんの2、3人連れに聞くのもいい方法です。そのほか、思いもよらない親切な人に当たることがあります。

本日は、あるプログラミングの職業訓練校に行って参りました。行き先の住所は手元の資料に書いてありますが、地図は書いてありません。「住所だけ書いて地図を載せない」というのは、最近、多い気がします。プログラミングの職業訓練校ならなおさらかもしれません。「プログラミングで職業訓練を受けるのですよね?パソコンやスマホは得意ですよね?自分で調べてたどり着きますよね?」というわけです。しかし、私みたいな障害特性の人はいるのです。「バリアフリー」という言葉は聞いたことがおありでしょうか。障害を持った人や高齢の人も含めて、世の中のいろいろな障害が取り除かれている状態です。したがってこの「住所だけ書いて地図や行きかた等を省略する」のはバリアフリーの反対です。この障害特性を言語化している人が少ないこともあって、わかってもらいづらい「バリアフリーの反対」ということができるでしょう。

それでも、本日もバス停から行きかたがわからなかった私がその学校に電話したら、道の説明のじょうずな人に代わってもらえて、親切に道を教えてもらえてその学校にはたどり着きましたけどね。そんなわけでわからないことは聞いたほうがいいですけど、それにしても「行き先の住所しか書いてない」というのはバリアフリーの逆だと思いますね。スマホのアプリの苦手な人もいるわけですから…。
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