株取引とイタリア語学習でかく得られり (後編)

記事
コラム
 おはようございます。
 小鳥遊 汐里 (たかなし・しおり) です。
 こちらの記事の続きです。

 ずいぶんと日数が経ってしまいましたが続きです。

「スタージョンの黙示」……らしいです

 世の中にはさまざまな格言がありまして
「スタージョンの黙示」もそのひとつ。

どんなものも、その 90% はカス(crud)である
       ※Wikipedia より引用

 人だってほとんどがカス。
 小鳥遊にだって欠点はあります。
 集団生活を送っているかぎり自分の欠点を自覚せずに生きるのは
難しいでしょう。
 SNS の発展に伴って他人の優れた面に触れざるを得ない機会も
増えてしまいました。
 欠点の自覚は辛いですし認めたくはありませんが避けられません。

薬か毒か

 自分の欠点を自覚する「劣等感」。
 辛さはつきものですが成長しようとする意欲と表裏一体ですので
益があるといえるでしょう。
 努力して目標を達成すれば自信にも繋がります。
「学歴が低いから就職できない」

 ……という悩みを抱いている就活生がいるとしましょう。
 その学生の通っている学校に対して本人が「低学歴」と
判じているとします。
 退学して別の学校を再受験でもしないかぎり
学校の変更はできません。

 この学生が就職できるための代わりの手段を探しはじめるなら
劣等感です。
 成長にプラスとなりうるのです。

 最近再読しましたアドラー心理学の「嫌われる勇気」には
劣等感と「劣等感コンプレックス」との比較が書かれていました。
              (以後「コンプレックス」と表記)
 コンプレックスを抱いていると問題解消のための努力をしません。
 努力を始める前に諦めてしまうのです。
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それを抱えつづける理由

 夢や理想の状態をイメージするとそれに向かって
動きはじめたくなります。
 新しいことに挑戦しようとする際には期待と不安はつきもの。
 成功したい気持ちが大きいほど期待も不安も大きくなります。

 不安が大きいほどコンプレックスも強まります。
 就職を諦めないかぎり就職活動もそれなりにするでしょう。
 コンプレックスを抱いたままでは浮ついた努力に終わり
苦しい結果に終わりかねません。

「自分は幸せになれる」
 ……という気持ちを失わせてしまうコンプレックス。
 百害あって一利もないように見えるかもしれせん。
 アドラー心理学ではどんな心理も本人にメリットがあるので
持ちつづけると主張されています。

 例えばこのようなメリットがあります。
 まずコンプレックスがあると行動しない・できない理由が
用意されているので挑戦する回数が減ります。
 そうすると失敗する回数が減ります。
 一念発起して挑戦して失敗したとしましょう。
 失敗の原因を自分ごととして受けとめるより
コンプレックスのせいにしてしまう方が
心理的な傷は軽くてすみます。

 希望や夢は道なき荒野を進むために必要です。
 コンプレックスは自分自身を護るために身を潜める穴のようなもの。

 劣等感やコンプレックスについてご興味をお持ちいただけましたら
「嫌われる勇気」をお読みくださいませ。

小鳥遊の場合

 長々とコンプレックスについての説明をしてきましたが
本記事の目的ではありません。
 コンプレックスに関する説明は前ふりのようなもので
本題はここから。

 去年まで強いコンプレックスを抱いていました。
 具体的にどんなコンプレックスか説明は難しいですが。
 それが原因か結果か貯金がありませんでした。
 こちらの記事でのくり返しになりますが最近株取引を始めました。
 儲けれると確信したからです。
「株で儲けてもいいよ」
 ……と許可を出したからです。

 それからイタリア語学習アプリでは某日
大量の経験点をもらえるほど勉強しました。 
 語学的な成長の実感はまだまだですが
「数字」という形で成果を実感できました。

 単に株でお金を稼げたとかアプリの内の点数が増えたことが
嬉しいわけではありません。
 ……少しはありますが。
 自分を苦しめていたコンプレックスを解消させ成長を実感しているから。
 嬉しいです。
 誤解されるかもしれませんが調子にのって一言書かせていただきます。
 小鳥遊はあまり働きたくありません。
「怠けものだから」という理由も少しはありますが
 夢があるから。
「イタリアへの移住」。
 その夢のためにイタリア語の勉強もしているのです。

 最後までご笑読いただきありがとうございました。



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