20年ほど前、「マネーの虎」というTV番組があった。
このブログをご覧になってくれている方なら、その番組名はみんな聞いたことはあるだろう。
その応募者の中で、”住居付き飲食店舗”の購入費用を支援して欲しいという方がいた。
出資者の”虎”は口をそろえて応募者を罵倒した。
「住むための金なんか出せるか!」という論調。
出資する立場だと当然の真理なのだろう。
ただ、残念なことにその真意に気づいた”虎”が居なかった。
虎たちはみな、従業員を多数雇用してそれなりの規模でビジネスを展開している人たち。
一方、この応募者は家族経営規模のビジネスを始めたいと思って応募した。
家族経営と中小規模のビジネスモデルは違う。
この応募者は、人生の全てを懸けるための”場所”を手に入れたかったのだ。
そのためには、稼ぐ場所と寝食をする場所が同じ方が効率がいい。
24時間をフルに活用し、無駄を最大限省き、残ったわずかな利益で家族を養おうとおいう決断だったのだ。
そこに気づいてあげられる”虎”が居なかったのは残念。
この決意がある人はいずれ成功する。
その応募者は、別ルートで開業にこぎつけ、現在も営業しているそうだ。