日本人は皆、かなや漢字をどこまで変形させたら「その字」に見えなくなるか、明文化はできなくともなんとなく感覚で知っています。
が、アルファベット(欧文・ラテン文字・ローマ字)に関してはその感覚が鈍く、母国語をアルファベットで記述する人たちが見て「これなんだ?」と思ってしまうほど変形させてしまう事が結構あります。例えば以下の在京キー局の昔のロゴは、ネイティブが読めないロゴとして有名でした。
ここではそんな、街やネットで見かけたおかしなアルファベットをちくちく修正したいと思います(性格悪い)。
N または n について
以下はかなりびっくりした例です。もはや何の字なのかも不明なのですが、日本語タイトルと照らし合わせると「N」のようです。ここまで元の形とかけ離れていると、もう修正というレベルでは収まらないです。なんでこうなったんでしょうか?
このシリーズ、以降も不定期に続けたいと思います。
たまに「アルファベットなんだから読めなくてもいいだろ」という意見を見ますが、これが日本語ならどうでしょう? 読めなかったら間違いなくクライアントに「直せ」と怒られると思いませんか? 同様にアルファベットならいい、という事にはなりません。
読めないアルファベットを書かないためにはどうしたらいいかというと、日本人ではなく、ネイティブの方々が作ったものをたくさん見る、という以外の方法はないと思います。洋書や洋雑誌、欧米のサイトを見ましょう。なんとなく感覚が養われると思います。
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