最近、恋人やパートナーの態度が変わった
以前よりも冷たく、怒りっぽくなったし、
忙しいと言って会話もしてくれない・・。
彼(彼女)はどうしてこんな態度を私にとるのでしょうか?
もしかして、浮気をしているのでしょうか?
というご相談を頂くことが、よくあります。
ずっと一緒にいる好きな人の態度が、ある頃から急に変わってくると不安になりますよね。
自分が何か悪いことをした?
相手に嫌われてる?
他に好きな人ができた?
など、色々とよくない方向へ妄想が走りがち。
事実としては、
相手のリアクションが最近冷たい、あまり会話をしてくれない、ちょっとしたことですぐに怒るようになった。
ということですが、
なぜ、そんな態度をとるようになったのか?と考えだすと、自分との関係に問題がある、と決めつけてしまいがちです。
しかし、実際に鑑定してみると、意外な理由が隠れているケースもあります。
架空の相談事例をあげます↓
相談者の女性さんAさんは、最近冷たく怒りっぽくなった夫の態度に戸惑っています。
なぜ、彼はそんな態度をとるのか?彼は今、私のことをどう思っているのか?
気になってご相談されました。
このような相談内容でカードを展開して、こんな結果になった場合・・
原因は明確です。
それは夫の社会的な地位、役割が変化したことです。
相談者Aさんの夫が、最近昇進した、部署を移動になって役職が変わった、転職して違う業種に就いた・・
これらの社会的な役割の変化が起きたことで、彼自身の自己イメージがその役割と同化してきたのです。
例えば、それまで係長だった人が、課長に昇進した時期を境に、
プライドが高くなり、怒りっぽくなったり、人に対して厳しい態度をとるように変化することがあります。
それは、自分に与えられた社会的な役割が、自分のパーソナルな性格にまで浸透してきたからです。
真面目で責任感の強い人ほど、外部からのプレッシャーに応えよう、と努力されます。
本当はとても怖くて、逃げ出したい気持ちを抑制するために、私は〇〇という立場なんだから、しっかりしなくては!
と自分に言いかけ続けます。
その結果、自分の社会的にあるべき姿、が潜在意識にまで浸透し、もともとの性格を乗っ取られてしまうことがあります。
これは大人だけではなく、子供にも当てはまります。
・お姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい!
・一番年下なんだから、お兄ちゃんの言うことを聞きなさい!
そういった、外部から自分に与えられた役割を何度も意識している内に、無意識レベルで自分の自己像が固まってきます。
人は自分のことを自分の目線で見ているのではなく、
俯瞰した視点で観察しています。
他人のことだけではなく、自分という肉体を持ったキャラクターが、どんな性格なのか?についてを、外部の情報や思考から判断しているのです。
そのため、最近、相手の態度が変わってしまった。
性格が変わってしまった・・
と感じた場合は、お相手の社会的な役割に変化がないか?見てあげるといいかもしれません。
怒りっぽくなったり、会話を極端に避ける場合は、非常に強いプレッシャーを感じてるのかもしれません。
先ほどの相談例の場合は、旦那さんが少し休養し、妻である相談者のAさんと、役割分担をしていくことで問題はいい方向へ解決します。
夫の重荷を少しでも減らしてあげること、
休養をとって、逃げてはいけない!というプレッシャーから解放してあげること、
が必要になります。(そうでないと、夫はキャパオーバーでダウンしてしまうでしょう)
・自分はこんな役割をまかされている(期待されてるんだ!)
・だから、しっかりしなくては(役割をしっかりこなされければ!)
・逃げてはいけない(本当は怖いし、逃げたい)
仕事、家庭、学校、PTA・・
社会で生きる中で、人は色々な役割を外部から与えられます。
真面目て責任感の強い人ほど、しっかりこなしているように見えて、
実はとても追い込まれていることが多いものです。
相手の生活や態度が、変わってしまった場合、他にも色々な理由がケースごとにあります。
その多様なケースの中のひとつとして、こんな事例もあることを知っておくとと、役に立つかもしれません。