理工学生として、コロナ対策を考える!(3)

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 いつもは、英訳・和訳等のコンテンツを配信していますが、本日も本職である理工学生としてのブログ投稿です!
 私は現在、東京大学で大学院生として生物関連の研究に励んでおりますが、コロナの大流行に伴って今まで学習してきた生物学の知識を振り返ることでコロナやそれに伴った弊害への対策ができるのではないかと考えておりました。

 個人での対策として意識するべきポイントして「消毒」「運動」「食事」の三つが重要ではないかと提案しました。当たり前ようなことですが、正しい知識をつけることはウイルスやその他の病気から身を守る上で非常に大事なのです!
 前回、前々回と説明いたしました「消毒」「運動」につづきまして、本日は「食事」について自身の知識から伝えさせていただきたいと思います。

 緊急事態宣言の影響で外出の自粛が続いており、家にこもりきりのストレスで暴飲暴食なってしまう方もいるのではないでしょうか。コロナウイルスやその他の病に負けない体を健康に保つためには栄養バランスの整った食事の摂取が重要です。
 ですが、コロナウイルスの世界的流行に伴って、抗コロナウイルスという内容で食事や栄養に関する様々なウワサがインターネット上に出回っています。「食事」に関する正しい知識をつけることで、科学的根拠のないデマに惑わされないようにしましょう。
 コロナウイルスと食事に関わるウワサで最も耳にするものが、「何かを食べるとコロナウイルスにかからなくなる」や「この食材はコロナウイルスを撃退する」と言ったものです。特に「レモン」や「にんにく」などの食材に関する情報が国内外のウェブサイトやユーチューブビデオに多く感じられます。これらの食材が健康を保つのに良い成分を含んでいるのは間違いありません。
 ですが、これらを多量摂取したところでコロナウイルスが侵入しない体となったり、コロナウイルスを撃退されるわけでは決してございません。
 そもそも、生物の体により吸収される各栄養素の量は決まっているため大量に食べたからと言って全部が吸収されて使われるというわけではないのです。偏った栄養の大量摂取よりも、栄養バランスの整った食事をとった方が体の調子を良くして免疫力を高めてくれるでしょう。
 さらに、コロナウイルスに関するウワサには従ってはいけない非常に危険なものもあります。その一例が「Ag水(銀イオン水)」の摂取です。これは主に海外のソーシャルメディアで発信されていた内容で、「Ag水」の摂取によりコロナウイルスを死滅できると言ったものです。
 「Ag水」の摂取は腎不全や発作(痙攣)を引き起こすだけでなく、慢性的な摂取症状として皮膚が青くなると言ったような副作用を示します。摂取するべきではない、非常に危険なものなのでお気をつけください!
 同様な誤った情報がインターネット上にはたくさんある場合がございます。国や研究機関等の信用できるソースの情報のみを参考にすることで、誤って健康を損ねることのないようにしましょう!
 手短に説明させていただきましたが、この記事を読んでいただいて少しでも正しい「食事」に関して知識をつけていただければと思います!
 誤って情報に流されず、バランスの良い食事の摂取により健康を整えコロナウイルスを耐えしのぎましょう! 

4/28 James Borg

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