簡単に長寿遺伝子をオンにする生き方

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前回の記事では、私達の身体が本来持っている免疫という素晴らしい機能を損なわないようにして、さらに高めていく生き方について私なりの考えを紹介しました。 

今回は、その具体的な内容をお伝えします。

約10年ほど前になりますが、私が自分なりの健康法の柱として取り入れたのが「西式甲田療法」でした。 

当時も風邪などはあまりひかなかったのですが、どうもパッとしない体調で、疲れが残ったり身体に痛みを感じることがありました。 

そんな中、故・甲田光雄さんが提唱されていた「半日断食」というものを知り、それを取り入れたことから、私の健康に対する意識が一気に高まりました。 

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それまでは「三食きっちり食べることが大切だ」という世間の常識のようなものを持っていたので、この半日断食というライフスタイルはとても興味深く感じたのです。

実際には、夜の18時から翌日の12時までの約18時間、何も食べないで過ごすという方法です。 
水分は適切に摂ります。

例えば12時にお昼ごはんを食べて、次は18時くらいに夕飯を食べたとします。 
その後、次の日のお昼まで18時間、食事をしないことで、特に消化器官の負担を減らします。 

こうして消化器官を意図的に休ませることで、宿便の排泄効果が高まり、また一日の中で飢餓状態を意図的に作ることで、長寿遺伝子が働きだします。 



この長寿遺伝子というのは、別名「サーチュイン遺伝子」と呼ばれ、特定の条件下でスイッチが入ると言われています。 
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そのスイッチが入ると、代謝が高まったり、活性酸素を抑制したり、免疫機能が活性化されるなど、良い事ずくめの機能なのです。 

それは誰もが持っている遺伝子ですが、ほとんどの場合でオフの状態になっているので、普段はあまり働いていないと考えられています。 

ではどうすればサーチュイン遺伝子がオンになるのかというと、それが「空腹や飢餓状態」を体験することなんです。 

半日断食や一日一食という食事方式は、まさにサーチュイン遺伝子をオンにするライフスタイルです。 
当然「断食・ファスティング」もその効果を高めます。 

また、食事の摂取カロリーを30%ほど減らすことでも、サーチュイン遺伝子が活性化することがわかっています。 
この長寿遺伝子を活性化させることが、より健康的な人生につながるとも言えます。 

ただし、飢餓状態を作るということは、身体の栄養を吸収する機能も高まるということです。 
その状態でジャンクフードや高カロリーの食事を大量に摂ると、脂肪として蓄えてしまうことは言うまでもありません。 

西式甲田療法では、さらに摂り入れる食事の内容も重要視しています。 
それが玄米菜食です。
食材を火に通さない「生菜食」も推奨しています。 

私はこのいわゆる「ローフード」を1年ほどやってみましたが、たしかに血液の数値や身体の状態はとても良くなりました。 

ただ、食事自体の制限が多くて大変になってしまったので、今は普通に食べたいものを選んで楽しんでいます。 
あまりにも厳格にやってしまうと、加工食品や精製された食材などはすべてNGになるので、そうなると息苦しくなります。

出先では、食べられるものがどこにもないということもよくありましたからね。

他にもヴイーガンやマクロビオティック、ベジタリアンや肉食中心、炭水化物抜きなど色々とやってきましたが、やはり栄養のバランスが大切だと身に染みて感じています。 


さて、半日断食を紹介した次は、免疫を高める方法として「」についてお伝えします。
塩分と聞くと、高血圧とか取り過ぎは良くないというイメージがあると思います。
私も実際そう思っていました。

ですがこの悪影響があるとされる塩分とは「精製された食塩」のことなんです。

私達の身体は、栄養のバランスが良ければ、正常に働いてくれます。
ところが、精製されたものばかりを摂り入れると、栄養素のバランスが乱れてしまうので満たされることができません。

それでつい食べすぎてしまったり、塩化ナトリウムを過剰に取り込んでしまうのです。
また糖分なども、圧縮されたり精製されたものは麻薬のような中毒性を持っています。
つまり精製されたものは白米であれ、小麦粉であれ食塩であれ、栄養素が欠けていると言えるのです。

これを食生活の中心にしてしまうと、当然栄養素が偏った生活となります。
すると身体はバランスを崩してしまうのです。 

特に塩分に関しては、本来はとても大切な栄養素です。
これを「天然の塩」から摂るようにすると、免疫が高まったり体温が上がると言われています。

私は実際に、朝起きたら岩塩をひとさじ、水やレモン水と一緒に飲んでいます。
使っているのは主にヒマラヤピンクソルトです。
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天然塩には多くのミネラルが含まれているので、身体にとって必要な栄養だと言えます。

健康のためには、減塩を推奨する風潮がありますが、天然塩であればむしろ適量を摂取することは望ましいと思っています。 

こうした習慣も免疫を高めることにつながっています。 


次に、紹介するのは「呼吸」です。

これは普段無意識的になっていますが、他人の呼吸を観察してみると面白いことがわかります。
呼吸がゆっくりで深い人は落ち着いていて、浅い人は焦っていたり気が散っていることがわかります。

じゃあ自分はどうなのか?と振り返ってみると、意外と浅い呼吸をしていることがわかります。
その場で試しに息を止めてみると、どれくらいで苦しくなるのかで自分の状態を判断することもできます。

すぐに苦しくなるのであれば、呼吸が浅かったと言えます。
逆に深呼吸をくり返した後に同じようにやってみると、かなりの時間息を止めることができます。

生活の中で呼吸に意識を向けて、ゆっくりとそして深く深呼吸することで、酸素と二酸化炭素の循環が整います。
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これは瞑想をするときにも行いますが、呼吸は人生を豊かにする隠れた秘密と言っていいでしょう。
自分の呼吸に意識を向けることは、健康を手に入れることと同じです。


次に紹介するのは、温冷浴です。

冷水シャワーという方法もありますが、特に冬はショック状態になることもあるので、いきなりやるのは避けたほうがいいです。

それよりも、手と足だけを冷水とお湯に30秒ずつ浸す方法がおすすめです。
これを7回ほど繰り返し、最後は「冷水」で締めます。

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この「冷やす」というのは、前の記事でも書きましたが「体温を高める」という効果があります。

冷え性の場合はただ温めるのではなく、冷やすことと温めることを交互に行うことで、体が持っている機能を活性化させることができます。

温冷シャワーは血管の拡張効果が高まるので、自然と身体中が温まります。

そして冷やすというのは、これもサーチュイン遺伝子をオンにする効果があるとも言われています。
また褐色脂肪細胞という「痩せる細胞」に働きかけるので、脂肪の燃焼効果も高まります。

つまり糖分ではなく脂肪をカロリーとして使うので、身体も温まるしその効果も長く続くということです。

マラソン選手は真冬でもランニングと短パンで走っていますが、それは脂肪をエネルギーとして燃焼させているからです。

彼らは背中に脂肪を燃料としたストーブを背負っているようなもので、寒くはないのです。

最後にミニトランポリンを紹介します。 
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これは5年ほど前に、ビジネス関係の複数の方から教えてもらった健康法です。

私達の身体はリンパ液の循環によって、栄養を細胞に届けたり、老廃物の排泄などが行われています。

そしてこのリンパ液は、血液のように自動では動かないと言われています。
心臓というポンプの仕組みがないからです。

ですからむくみが起こったり、運動不足だと不調の原因になったりするのです。
逆にリンパマッサージでリンパ液を動かしてあげたり、運動などで循環させることで、体調や免疫を維持することができます。

これを強制的に動かすことができるのが、トランポリンの運動です。

トランポリンで跳ねることで、身体への重力が増したり、逆に無重力の状態も体感します。
これがリンパ液を強制的に動かし浄化させる作用があるのです。

実際にミニトランポリンを導入して5分ほど使ってみると、たしかに身体がさっぱりして爽快な感覚を味わえます。 
それを12分ほど続けることで、リンパ液が全身を一周循環すると聞いています。

またG(重力)がかかるので、足腰が強くなります。
骨密度も高まると言われています。
ふくらはぎなんかは、かなり引き締まりますね。

他にも、内臓が揺れることで本来の適切な位置に戻ったり、腸が活性化して便秘が解消され、美肌になるといった効果もあります。

私の場合はデスクワークの肩こりが治ったことがとても嬉しかったです。

ただこのミニトランポリン、アパートの2階などでは騒音や振動の問題もあります。
私は静音型のミニトランポリンと、しっかりとした造りの2台を手に入れて、それぞれ使い分けていました。

1台は車に積んで、公園に行って思いっきり跳ねたりもしていました。
今は部屋の中で静音タイプを使っています。

このミニトランポリンは本当におすすめです。

縄跳びやその場でジャンプすることも良い運動になりますが、楽にある程度の時間を飛び続けるためには、ミニトランポリンが最高だと思います。


長くなりましたが、こういった健康法は自分で調べたり、本から得た知識や実践している方からの情報になります。

少し工夫するだけで、ほとんどお金を掛けなくても、免疫を高めることができます。
自分の体調や風邪のかかりやすさなどを感じながら、こういった方法を試すことで、自分に合ったアプローチが見えてくるはずです。

逆に何も考えずに欲望に従って生きていると、免疫を下げてしまうような生活を、いつの間にか選んでしまいます。

自分の身体、そして大切な免疫に対して「意識的」になってください。

そしてストレスやウイルスなど、現代社会の問題に負けないようなライフスタイルを手に入れてください。 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は「免疫の邪魔をしない」ということについてお伝えしようと思います。 
それでは。

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