こんにちは。
専用ブログでは何度かコミュニケーションの話はしてましたけど、集めてみると意外と多かったことに気付かされます(笑)
それだけ悩んでいる人が多く、大事なスキルだということなんでしょうね。
たしかに人が人と仲良くするためには欠かせないものです。
関係を深めるためにまず必要なのは、お互いがお互いを知ることです。
けれど知るための情報交換というのは、普段意識していない取り留めもない会話の中から発掘されることが多いです。
「私はこういう人間なんです」と言うよりも、何気ない会話の中で「あ、この人はこういう人なのか」と気付いたことの方が頭の中に残りやすいんです。
なぜなら人は「自分で気付いて納得したこと」に刺激を受けやすく、脳に定着しやすいから(^^)
人から言われて「なるほどね~」と思っても、それは表面上で知っているに過ぎず中々記憶には残りにくいんですよね。
なのでお互いを知るために必要なのは情報交換ではなく、「普段の何気ない会話の繰り返し」なんです。
まずこれがなければ最初の一歩は築けません。
「何気ない会話ばかり続けていても一向に関係は進みそうにないよ」
そう思う人がもしいたら、その何気ない会話にちゃんと中身があるのかどうかを意識した方がいいかもしれません。
何気ない、と言ってもただ駄弁るだけの会話ではもちろん仲を深めるきっかけにはなりません。
何気ない会話から「いかに相手の情報を引き出すか」がポイントなんです(^^)
そう、愛情は「知ること」にあるんですよね。
情報というのは「趣味は何」とか「何の仕事をしている」とか「週末何をしていたか」とか、そういう情報ではありません。
会話というのは、それらの外部情報から相手の考えていることを引き出すことに意味があります。
知りたいのは相手の考えていること・感じていることなんです(^^)
例えば彼(彼女)の過去の話を聞いたとしましょう。
過去の話を聞くと、彼(彼女)が今までどういう生き方をしてきたかというのが分かります。
過去の出来事やそれによって経験したこと感じたことで、「今」の考え方も分かるようになります。
何を求め、何を求めていないのか・・・
過去の情報から、今の彼(彼女)を知ることができます。
仲を深めたい相手との会話では、「体験したこと」と「それによって感じたこと」をセットで引き出すのが効果的です。
その「オリジナルの情報」は、今後の進展において必ず武器となります。
さらに言えば、人は自分に興味関心を持ってくれる人を好きになりやすいです。
自分のエピソードを親身になって聞いてくれるだけで「あ、この人は自分に興味を持ってくれている」と感じ、気分良くさらに色々教えてくれるようになります。
ここで注意すべきなのは、相手が感じたことを否定するような言い方は決してしないことです。
たとえ相手が体験したことでネガティブな気持ちを抱いていたとしても「何かアドバイスしなければ!」とは思わなくていいんです。
相手の感情を肯定し、ただ頷くだけ。
受け止めるという行為が、相手の満足度を高める一つの方法となります。
もう一つ。
相手の感情を引き出すのと同様に、自分が何かを話すときも「考えていること&感じたこと」を出すようにすると相手との距離を縮めやすくなります。
どこかで聞いたこと、どこかで知ったことを話すよりはずっと中身のある話ができますし、何より感情が絡むので会話に温かみが出てくるようになります。
そして自然と自己開示することができるという特典もついてきます。
お互いに感情を共有し合うことで共通する部分も見付けやすくなり、そこから関係の発展にも繋げていくことができます。
また、普段から感情を共有し合うことで、すれ違いによる関係の破綻も防ぐことができます。
何気ない会話も意識一つで色々な役割を果たしてくれます(^^)