大学受験から間があいているor受験を経ていない場合どこから始めるのがよい? TOEIC質問箱2023.4.2

記事
学び
こんにちは高橋です。

大学受験から時間が経っている、もしくは受験自体の経験がない場合、文法を確認しておくのがおすすめです。

TOEICの場合、受験で聞かれるような重箱の隅を楊枝でほじくるような文法が答えになることはほとんどありません。

ただし、高校でやる基礎的な文法が抜けたままだと、はやい段階で点数があがらなくなる可能性があります。

僕の場合は、400点から750点まで半年でクリアしたものの、800点を超えるのにその後1年かかりました。

このときに確認したことの一つが文法でした。

復習してみると、結構抜けているところがあって驚いた記憶があります。

例えば仮定法過去の基本的な部分が抜けていると


I wouldn’t give up so easily.
(『BLIND WILLOW, SLEEPING WOMAN』(『めくらやなぎと眠る女』村上春樹著)より引用)


というような文章は理解ができません。

これは、If I were you(「もし僕があなただったらorあなたの立場だったら」)という部分が省略されている形です。

If I were you, I wouldn’t give up so easily.

というのが正式な形で

ぼくだったらそんなに簡単にはあきらめない

という意味です。

こういうIf I were、が省略されて、「would」だけで仮定法を表現することはしょっちゅうあります。

TOEICでも同じで、『公式問題集』のリスニングで

You haven’t seen my mobile phone anywhere, have you?

という質問に対して、

I’d check in the break room.

という文章が正解になっている箇所があります。

これは

私の携帯をみなかった?(→You haven’t seen my mobile phone anywhere, have you?)

という質問に対して

僕だったら休憩室を探すよ(→If I were you, I’d check in the break room.)

と返している、ということになります。

TOEICのパート2はこういう直接答えになっていないような文章が正解になることが多くなりましたが、そもそも仮定法を知らなければ意味を取ることさえできないはずです。

ほかにも、例えば

Where are my glasses?
(『表現のための実践ロイヤル英文法』より引用)

という文章を見て、2 つの眼鏡を探している、と解釈してしまうと、文章全体の方向を見失ってしまうことだってあり得ます。

眼鏡(glasses)やパンツ(pantsjeanstrousersなど)は複数形が基本というのも、文法だと言ってもいいと思います。

僕は、文法の復習として『徹底例解ロイヤル英文法』という厚い本を使いましたが、最近は関正生さんの『真・英文法大全』も併用しています。

『真・英文法大全』だけでも十分900点を超えることができます。

大学受験にも英検の文法を確認するためにももちろん有用です。

文法をおろそかにしているといつか躓くことになります。

早めの確認がおすすめです。



●追伸
僕は『英文法がはじめからわかる本』(江藤正明著)という本も読みました。

文法の基本的な部分をほぼもらさず網羅しているので、中・高の文法を駆け足でおさらいすることできます。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す