残業を減らしたい

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ビジネス・マーケティング
「ウチは売上が低い割には残業が多いだよ。」こんな話をよく聞きます。
ある会社の例をお話します。
その会社は、やはり成果の割には残業の多さに悩んでいました。
「そんなに仕事があるはずない」
しかしタイムカードを見る限りでは残業しているし、
さぼっているようにも見えない。
人件費もかかるけど、エアコンを中心に光熱費も右肩上がり。

そこで私と経営者で相談して「固定残業手当制」を導入することにしました。
「月間30時間の残業を見込む。超過した分は別途支給する」としました。すると翌月からピタッと残業がなくなり、
みんなほぼ定時に退社していきました。
実際タイムカードを計算すると
月間で10時間以上残業した人はいませんでした。

私もサラリーマン経験がありますが、
毎月一定以上の残業があると、当然に一定以上の残業手当が支給されます。
最初は「今月はちょっと給料が多い」と思うのですが、
いつの間にかその「ちょっと多い」給料で生活レベルを設定してしまいます。そうなると残業がなくなると困るのです。
そこで「無理して残業するようになる」
 固定残業を取り入れたことで、
「もう少し給料を増やそう」と思ったら、
月に30時間以上、実質毎日2時間以上残業しなければならない。
そこまでして手にする給料は10時間分。
ちょっと割に合わないと感じるでしょうね。

「同じ給料なら、仕事をチャチャと終わらせて早く帰りたい」
これも当然の心理です。
その結果、残業のなくなった社員はストレスが減少したのでしょうか。
以前より生産性が高くなり、売上も上がりました。

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