WINとLOOSE

記事
コラム
 過去にIEEE(アイ・トリプル・イー、Institute of Electrical and Electronics Engineers)に入会していたときの話しです。IEEEのことを日本語では米国電気電子学会とも言います。
 IEEE学会誌において、毎年、その年の「WIN」と「LOOSE」を発表していました。
 日本は、知識偏重教育(偏差値教育)をやめないと、世界競争から脱落します。もしかすると、脱落しているかも知れません。
 特許の世界から知識偏重教育を見ますと、価値がないものに価値をおいていることがはっきりわかります。といいますのは、知識偏重教育で学んでいるのは、過去の知識だからです。特許出願の明細書の項目で言いますと、背景技術や従来技術に相当します。背景技術や従来技術の知識をたくさん持っていても特許は取れません。
 優れた創造性を有する偉人達は、知識偏重教育(偏差値教育)を否定していました。
 特許の世界に30年以上も携わっていると、日本の教育がおかしなことに気づいていました。何が問題かがはっきりしませんでしたが、今は、はっきりしています。
 米国は、挑戦者を称える文化を持っています。日本も発明家などの挑戦者を称える文化を醸成しないと、日本復活はないかも知れません。脳科学と創造性と教育の観点から知財支援活動を行っています。
 一人でも発明の世界に興味を持って挑戦する人を応援していきたいと思います。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す