わかりやすい英語とは?(初心者向け)

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今回は「わかりやすい英語について」です!

英語を第二言語として勉強している人の中には、比較的「わかりやすい英語」を話す人と、「わかりにくい英語」を話す人がいます。

もちろん、大まかな分け方には違いないのですが、たくさん英語を話してはいるのだけど、さっぱり要点がつかめない人と、言葉数は多くはないものの、言っている内容がわかりやすい人との違いはありますよね。

実は、この差に相手に通じる「わかりやすい英語」とは何かを知る手がかりがあります。

特に、初心者~中級者レベルの人に言えることなのですが、外国語で作る文章というのは、長くなればなるほど、「相手に通じなくなってしまう確率」が高くなってしまいます。

これは、実体験などからピンと来る人もいるかと思いますが、長い文章を口頭で組み立てようとすると、何回も途中でつっかえて言い直したり、やっているうちに収拾がつかなくなってしまうことがあります。

日本語で言いたかったことを英語で考え直して、そのまま口に出すのはもちろん簡単なことではありませんが、「なるべく文章を小分けにして、言いたいことを間接的に表現する」という考え方を私はオススメします。*もちろん、最初から英語で考えることができればそのほうがいいのですが、インプットが足りていない初心者がいきなり英語で考えることはちょっと不可能です。

なので、一つの文章にたくさんの内容を詰め込もうとせずに、まずは非常にシンプルな文法だけを使って、「短い文章をたくさん」作って表現してみてください。

たとえば、

「Today I went to Shibuya with a friend to have lunch together and..」などと最初からがんばるのではなく・・

「Today I went to Shibuya.」

「I went there with a friend.」

「We had lunch together.」

「We talked a lot.」

「It was fun...」

というような感じで小分けにして出していくのです。短い文章の骨組みがきちんとできるようになれば、そのうち一つ一つの文章も長く肉付けできるようになっていきますから心配しなくても大丈夫です。

こうすれば、たとえ全て通じなくとも、全体としてはかなり「わかりやすい英語」になってくるでしょう。

実は、わかりやすい英語を話す人の大きな特徴の一つが、この「歯切れよく、短く区切って話す」ことです。また、こういった話し方であれば、聞いているほうも質問がしやすく、わからなくても、途中でさえぎって確認することができ、結果的にコミュニケーションとしても質の高いものとなります。

これは、英語で日記をつけたりするアウトプット(スピーキング)の前練習の際にも意識すると、とてもいい予備練習になりますので、ぜひチャレンジしてみてください。私は生徒さんには「一つの文章は1行にまとめ、長くなりそうならとにかく小分けにして書いてください」とお願いしています。*そして、さらに1行の長さが短いA4の半分くらいの小さいノートを使うようにオススメしてます。こうすれば自動的に簡単な表現しか使えなくなりますので(笑)

ポイントは日記などでも「自分で口から出せそうな文章で表現していく」ことです。難しい文法を意識せず、簡単な文章でやりくりする訓練こそが、初心者が「表現力(本当の実力)」をつけるのに最適です。

最後に、参考までに実際に生徒さんが英文日記にどのように書いているか例を紹介しておきます。2文型メソッドを使用しているのでなおさらなのですが、簡単な英語で実に面白く話を展開できていると思います。

I put my wallet in the shelf.
After a few minutes, my wallet disappered.
I thought someone stole my wallet.
I called the police.
And a policeman came there at once.
I have seen him on TV.
He was Shingo Katori who is a member of SMAP.
He looked for my wallet with me.
At that time, I woke up.
It was a dream.

いかがでしょうか?みなさん、最初はこういうのが口からなかなか出なくて苦労されるはずです。ですが、普段から日記などでこのようにアウトプット練習し、可能であれば先生にチェックしてもらったものを、後で何十回と音読練習していけば、イヤでも英語は話せるようになります。

これは、文法などがぐちゃぐちゃなままでひたすらフリートークを続ける練習よりも数倍効果がありますので、1年も経つと、スピーキングの英語の質にはかなりの差が出ることもあります。

ちなみに英文日記をつけるのが効果的な理由は、別の記事がありますのでよかったらご参考にどうぞ!
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