ターミナルを使ってみる
Raspberry Piのセットアップが完了して起動すると、デスクトップ画面が開きます。
(デフォルトでは)左上にあるラズベリーのアイコンが、メニューでそれに続いてブラウザー、フォルダ、ターミナルのショートカットがあります。
デスクトップ上でマウスを使ってGUI(Graphical User Interface)で作業をすることもできますが、せっかくなのでCUI(Character User Interface)にも少し触れてみましょう。
慣れてくるとCUIのほうが作業が速くなるとかならないとか…。
まずターミナルのアイコンでターミナルを開きます。
または「Ctrl」+「ALT」+「t」でもターミナルを開くことが出来ます。
ターミナルとはWindowsでいうコマンドプロンプトやPowershellに似たもので、キー入力によるコマンドで作業をするものです。
Pythonスクリプトを作成し実行する
まず、nano hello.pyと入力します。
これを一般的に
$ nano hello.py
と表記したりします。$から始まる行はこのようにターミナルに打ち込むコマンドを示します。
「Enter」で実行するとnanoというデフォルトのテキストエディタで「hello.py」というファイルが作成され、その編集画面が開きます。
ここに
「print("Hello world!")」と入力し、「Ctrl」+「o」、「Enter」で保存します。
「Ctrl」+「x」でnanoエディタを終了します。
$ ls
と入力するとhello.pyというファイルが作成されていることが分かります。
次に
$python3 hello.py
でPythonが実行されます。
「Hello world」と表示されるだけの簡単なPythonスクリプトですが、これでRaspberry Pi上でPython3を実行することが出来ました。
実はpythonはPython3ではない
$python3 ***
と何も説明なしにやってみましたが、実は現在Pythonは大きく分けてPython3とPython2があります。
$python ***
と実行すると、Python2で実行されます。
Python3はPython2の後継ではありますが、大きく文法も違っていてPython2で作ったものはそのままではPython3で実行できません(逆もしかり)。
一部修正すれば使える場合もありますが、ライブラリの対応Versionもちがっていたりします。
少し古いスクリプトではPython2で書かれているものも稀にありますが、現在ではPython2は非推奨です。
特別な理由がない限りPython3を使うようにしましょう。
また、ここまで読んでもっとRaspberyy PiやPythonを使ってみたいと思っていただいたら、いろいろサポートさせて頂きます。