こんにちは。前世占い師の立花です。暑い中お疲れ様です。お水と塩を適量とってくださいね。暑いから。
今日は命が尽きる瞬間に視た風景のお話です。
私は死ぬ瞬間を覚えている前世は1つしかありません。
主人が亡くなり、自暴自棄になり、国を守ることを放棄して、戦で死んだ。
最も幸せで最も後悔が残る前世の死の瞬間の風景は、ただただ哀しいほどに美しかった。
死の瞬間、世界は美しい
と言ったのは私ではなく、解呪巫女をしている私の娘。
彼女は自分のいた社に火を放たれ、仲間とともに焼け死んでいます。
「破月、死ぬ瞬間の風景って、なぜあんなに美しいんだろうね」
とぼそり。確かに。
私は戦場で死にましたが馬や兵士の遺体が点々と散らばる砂漠で、相棒の遺体を見つけ自分の首を切り裂いて死にました。
絶望とかではないんですよ。
やっとやるべきことが終わった。と言う安堵感。
黄色い砂に広がり沁み込む真っ赤な自分の血のコントラストが美しくて、
「綺麗だなあ」
と最後に思ったのを覚えています。その時、遺体を見つけた貴族の娘(婚約者で今世で出会ったけど別れた)は
「相棒さんのそばで亡くなっていた」
と言っていました。・・・一致。
気が付いたら生き残ったのが自分だけ。主人を亡くしてから出た戦で、守るものなんて何もなかった。みんな死んでしまった。
国を守るなんてどうでもよかったんですよね。
今でも主人を亡くしたことや自分が死んだ時のことを思い出すと、ブルーになります。
婚約者の貴族の娘は、国が無くなって大変だったとこの世でぼやいてました。
死の瞬間、世界は哀しいほどに美しい
今世はどうなりますやら。