悪魔に取りつかれた男

(これは実話に基づくフィクションです)

ベルゼブブという悪魔をご存じでしょうか?

悪魔の中では、結構高位であり、サタンと同格の地位にいるらしいです。

実は、私は、ある世界的な霊能者から、ベルゼブブ、またはその手下に取りつかれていると言われました。

普通の人であれば、取りつかれるのはせいぜい悪霊だと思います。

でも、悪魔に取りつかれるとは、天地がひっくり返るほどびっくりでした。

悪魔に取りつかれるとは稀なことなので、取り払うことができれば、貴重な経験になると思い、その経緯を書き示しておくことにしました。

さては、ともかく、鑑定をしていただいた霊能者からは緊急な措置して、悪魔の除霊が始まりました。

大天使ミカエル様を呼び出して、大騒動が始まりました。

私は、涙でむせび泣くこともあるかもしれないといわれて、ハンカチとテッシュを用意しました。

霊能者と悪魔の戦いが始まりました。

私は、昔読んだ、恐怖新聞のように、霊能者が悪魔に敗れないことを祈りました。

霊能者と悪魔とのテレパシー合戦が続くこと数分、霊能者が言いました。

「悪魔がひるんだ」と。

「それは良かった! 」私も一安心です。

霊能力合戦の末、どうも悪魔が離れていったようです。

霊能者曰く、「ベルゼブブにしては力が弱いので、その手下だと思う」とのことです。

一応、私から離れたが、私の後ろで、また取りつくスキを狙っているとのことです。

霊能者は、「通常の人間ならば、払うことができないが、、、

あなたならば、何とかできるだろう」と言って、とっとと去っていきました。

私は、「え゛っ」「私も通常の人間ですが～」と思いました。

私は「ちゃんとはらっていってくださいよぉ～っ!!」と心の中で叫びました。

さあ、どうしたものか。