「文字化け」ってどうして起こるの?

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IT・テクノロジー

Webサイトを運営する上で、時に「文字化け」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。
この現象は、サイトの訪問者にとっても、運営者にとっても困った問題です。
しかし、この問題を理解し、適切に対応することで、快適なWebサイトを提供し続けることができます。
この記事では、技術的な言葉をなるべく避け、誰にでも理解しやすいように「文字コード」と「文字化け」について解説します。

文字コードって何?

文字コードとは、文字や記号をコンピュータが理解できる数字のコードに変換するルールのことです。
私たちが普段見ている文字も、実はコンピュータ内部では0と1の羅列、つまり数字で表されています。こ
の数字と文字を結びつけるルールが文字コードです。

代表的な文字コード

世界にはさまざまな文字コードが存在しますが、特にWebサイトでよく使われる代表的なものには以下のようなものがあります。

- ASCII(アスキー):主に英数字や記号を表すのに使用される基本的な文字コードです。
- Shift_JIS:日本語を含む文字を扱うために開発された文字コードです。
- EUC-JP:同じく日本語の表示に用いられる文字コードの一つです。
- UTF-8:世界中のほとんど全ての文字を表現できる、国際的に広く使用されている文字コードです。

文字化けってどうして起こるの?

文字化けは、ウェブページを表示する際に使用される文字コードと、そのページが実際に使用している文字コードが異なる場合に起こります。
例えば、Shift_JISで書かれた日本語のウェブページを、UTF-8の設定で開こうとすると、文字が正しく表示されずに化けてしまうのです。

文字化けを防ぐには?

文字化けを防ぐためには、以下の対策を講じることが有効です。

1. Webサイト全体で統一された文字コードを使用する:特にUTF-8の使用を推奨します。UTF-8は国際的にも広くサポートされており、多様な言語を扱うことができます。

2. HTMLのメタタグで文字コードを明示する:<head>セクションに<meta charset="UTF-8">を追加することで、ブラウザにこのページがUTF-8で書かれていることを伝えることができます。

3. ファイルの保存と転送時に文字コードを保持する:テキストエディターやCMSでの作業時には、常にUTF-8で保存するように心がけてください。

まとめ

Webサイト運営において「文字コード」と「文字化け」の問題は避けて通れませんが、基本的な知識と対策を理解することで、この問題を上手く管理することができます。


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