サンプルシナリオ(癒し系寝かしつけボイス)

記事
小説
【癒やし系寝かしつけボイス】
~添い寝で絵本を読みながら寝かしつけてくれる妖精~
概要
気づかないうちに大人になって、子供の頃には無条件で貰えていた愛情をもらえなくなります。
そんな子供時代に戻りたいと思った時、あなたのもとにストーリーテラーは現れます。
あなたの目の前にもほら……
キャラクターについて
人間の姿に化けて、人間界に溶け込んで暮らしている物語を謳う妖精
お姉さん気質な性格で、甘やかしたり、甘えられたりが大好き、だけど……
天然ボケで可愛がられてしまうタイプ(本人は否定している)
本編
SE(扉の開く音)
SE(はるか、本を閉じて立ち上がる)
「あら? いらっしゃいませ」
「私はストーリーテラーのはるかと申します」
「ご予約いただいていた方ですね」
「本日はお越しいただきましてありがとうございます」
「奥の部屋にスペースをご用意しておりますので、ご案内しますね」
SE(足音)
SE(扉を開く音)
「どうぞ、奥のベッドにお座りになってお待ち下さい」
「私は少し準備をしてまいりますのでおくつろぎになってお待ち下さいね」
SE(扉を閉める音)
(しばらく間)(3秒程度?)
SE(扉を開く音、閉まる音)
「おまたせしました! それでは……始めましょう」
「改めまして、本日はお越しいただきありがとうございます」
「私のお仕事は、お客様を癒やしの世界へご案内する事です」
「お客様の耳元で……」
(耳元で)
「こんな風に……優しく、ささやくように物語を朗読します」
(ここまで)
「ふふふ、もし、お話を聞きながら眠くなってしまったら」
「そのまま眠ってしまってもかまいませんよ」
「それでは、癒やしの空間へ旅立つ準備をしましょう」
「悩みや葛藤などを忘れて、最高にリラックスした状態へと導きます」
「まずは仰向けになって、全身の力を抜いてください」
「そのまま、ゆーっくり目を閉じてみましょう」
「目を閉じると、耳が敏感になって、私の声が聞きやすくなるんですよ」
(耳元で)
「ほら、どうです……?」
「私の声が、耳の奥までゆっくり響いて……」
「スッと心に触れて……」
「だんだん、心地よくなってきませんか?」
「そのまま、ぼんやり私の声を聞いていてくださいね」
「ふかーく、ゆっくり、あなたの中に私の声が響いていきます」
(ここまで)
「えへへっ、お上手です」
「その調子で、もっともっと、リラックスしていきましょう」
「意識しすぎないように、私といっしょに呼吸を整えてみましょう」
「いきますよ」
「吸ってー」
「吐いてー」
「もう一度繰り返してみましょう」
「吸ってー」
「吐いてー」
「吸ってー」
「吐いてー」
「最後は一番深く……」
「吸ってー」
「吐いてー」
「とてもいい感じです。そのままゆっくりと呼吸を続けながら……」
「癒やしの世界へ出発しましょう」
SE(静かに本を開く音)
「遠い遠い私たちの世界とはまた別の世界のお話です」
「一人の勇者がいました」
「勇者はとても泣き虫でいやな事やこわい事があればすぐに泣いてしまいます」
「そんな勇者も今年で十歳です」
「誕生日の当日、突然、王様から呼び出されました」
「勇者は緊張のあまり泣き出してしまいました」
「しかし王様の呼び出しです。ことわる事はできません」
「その日の午後、両親に連れられて、王様のもとを訪れました」
「そして王様からとんでもない頼まれごとをされたのです」
「その内容は……」
「こわいこわい魔王が現れたからやっつけてきてほしい」
「というものでした」
「しかし勇者は……」
「僕には無理だよぉ。そんな怖い事出来ないよぉ」
「泣き出してしまったのです」
「泣きじゃくる彼を説得しようと、あの手この手を尽くしましたが……」
「王様のお願いを聞き入れようとはしませんでした」
「王様と両親は困り果ててしまいました」
「このままでは埒が明かないと王様に謝罪をして」
「一度、家に連れ帰ることにしました」
「両親は説得し続けましたが、そのたびに泣き出して……」
「行きたくないと駄々をこねるのでした」
「さて、物語はここで一段落です」
「この勇者は、やりたくないことを、王様の命令だからという理由で……」
「無理やりやらされようとしています……」
「あなた達の生きる世界もそうなのかもしれませんね」
「えへへ。なんて♪」
「さて、この物語の続きですが……」
「それは、あなたが作っていくのかもしれませんね」
「えへへ。とくに意味はないので気にしないでくださいね」
「ともあれ、あなたは」
「嫌なことも、辛いことも、全てを受け止めて……」
「本当に毎日を一生懸命生きていますね」
「え? どうしてそんなことがわかるのかって?」
「ふふふ……」
「あなたがここに来るのだってわかっていましたよ?」
「あっ……」
「えっとー……」
「えへへっ。冗談ですよぉー!」
「そんな事、わかるわけないじゃないですかぁー」
「えへへ」
「でも……」
(耳元で)
「私はいつでもあなたのことを見守っていますよ」
「いつでもあなたの味方です」
「辛いことや嫌なことがあったら、私を探してみてください」
「私はそこにいますよ」
(ここまで)
「頑張っているあなたへ、私からプレゼントを差し上げましょう」
「本当に本当に、いつもおつかれさまです」
「え? そんな言葉よりも甘やかしてほしい?」
「むぅー……うまく出来るかわかりませんよ?」
「下手くそでも、怒らないでくださいね?」
「本当に、キミは甘えたさんなんですから……」
「今日ははるかにいっぱい、いーっぱい甘えていいですよ」
「あなたのすべてを受け止めてあげますからね」
「日々忙しかったり、辛いこと、悲しいことがあったりすると思います」
「そんな毎日を頑張っているキミは本当にえらいですね」
「はるかはそんなキミをすごく尊敬します」
「よしよし、いい子いい子です」
SE(はるかが寝返りを打つ音)
「えへへ、とってもいい子のキミにははるかがぎゅーってしてあげましょうね」
「ぎゅーってしながら」
ここから耳元でささやく感じ
「こうやって……耳元で……」
「私とキミとの距離がこんなにも近くなりましたよ」
「ぎゅーって抱きしめながら、いい子いい子って頭を撫でることも出来ますよ」
「ほら、こうやって……」
「いい子―いい子―」
SE(頭を撫でる音)
「ふふふ、とっても気持ちよさそうですね」
「キミが気持ちよくなるように、癒やしの魔法をかけています」
「ほらっ、もう一度」
「いい子―、いい子―」
SE(頭を撫でる音)
「撫でるたびに気持ちよくなって……」
「どんどん癒やされていきます」
「ウソか本当かは……」
「いい子―、いい子―」
SE(頭を撫でる音)
「わかりますよね? どんどん癒やされて……」
「あったかい気持ちになって」
「ふわふわな気持ちになってきて」
「幸せを感じています」
「ふふふ……」
「どうですか? 少しはリラックス出来ましたか?」
「眠くなるまでこうやって……」
「私がそばにいてあげますからね」
「ゆっくり、ゆっくり、リラックスして眠りについてくださいね」
「ふぁぁ……そんな事を言っていると、私まで眠くなってきちゃいました」
「あの……」
「もしよろしければ、このままいっしょに、眠りませんか……?」
「ふふ……だめって言ってもこのままぎゅってしたまま眠っちゃいます」
「もう決めちゃいましたから」
「えへへ、私が寝かしつけてあげるつもりが……」
「キミにぎゅって抱きついていると眠くなってきちゃいます……」
(寝息を立てながら寝ぼけた感じでわざとらしくマイクに近づいて)
「んっ……すぅ、ふぅ……すぅ……ふぅ……」
「あたたかいですぅ……」
「もっと、ぎゅーって……」
「すぅ、ふぅ……すぅ、ふぅ……」
「私の呼吸を聞いてキミも少し眠くなってきませんか?」
「キミもいっしょに寝てくれるとうれしいです……」
「私の呼吸に合わせてみてください」
「深く、ゆっくり」
「すぅ……ふぅ……すぅ、ふぅ……」
「えへへ。そうそう、その調子です」
「意識しすぎないように深く……ふかく……」
「すぅ、ふぅ……」
「キミはどんどん暖かくて、深いところ落ちていきますよ」
「私が優しくゆっくりとキミの全身を包んでいます」
「いい子いい子」
「このままゆっくり、ゆっくり……」
「深い眠りに落ちていきましょう」
「私の声だけに意識を向けてくださいね」
「集中しなくてもいいです」
「なんとなく聞くように……」
「すぅ……ふぅ……すぅ……ふぅ……」
「すぅ……ふぅ……すぅ……ふぅ……」
「すぅ……ふぅ……すぅ……ふぅ……」
「そうです、そのまま、そのまま」
「子供の頃にお母さんとか、保育園の先生に甘えたように……」
「えへへ。とってもいい子ですね」
「よしよし」
「私が子守唄を歌ってあげますね」
(版権のない子守唄が入る)
「ふふふ。すっかり眠くなってしまいましたね」
「ずっと……そばにいてあげますから、安心して眠ってください」
「ふぁぁ……私も眠くなっちゃいました……」
「おやすみなさい」
(おでこにキスをする音)

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