30分ルール

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コラム
私は割と楽することを好む人間である。
何かにつけ、楽することを考え、苦しいことから逃げる体質である。
本能的に逃げているというよりも、意識的に逃げるようにしている。

特によく思うのは、疲れることが滅法嫌いである。
疲れ果て、頭が呆然とすることがとにかく嫌いで、
疲れないようにするた目の努力を進んで行っている。


こう思うきっかけとなったのは、集中力が短くなったことに起因する。
昔は何時間でも集中しまくることができたが、いつの間にやらできなくなった。
この事には数年ほど悩んでおり、どうしたものか?と自問し続けてしまった。

しかし、よくよく振り返ってみると、そもそも集中し続けることが原因であることを
ある論文をみて知った。(誰が書いて、どんなタイトルかは忘れてしまったが)
人間はそもそもドーパミンを求めることで行動するようであるが、
これは無尽蔵ではないことが書いてある。


ドーパミンには限度的なものがあり、この限度を超えると
 ・活力の欠如
 ・集中力の欠如
 ・頭痛などの神経痛
と体のブレーキ信号が働く。これはまぁ当然の話である。


さてでは、私の1日を振り返ってみると
朝から昼まではほぼノンストップに活動する。
次々とタスクをこなし、予定を先んじて完了させることに快楽を感じる。

俗にいう仕事依存である。この間は、ご存じの通りにドーパミンが出っ放しである。
休みなく、脳波活動を続け、エネルギー切れ、ドーパミンオーバーを越しても
なおも活動を続けようとする。
行動依存である。

行動をし続け、ドーパミンを出し続けることも依存症なのである。
そのような依存症が確かに存在するか、科学的知見はないが
自分が依存症だと認知すると、こういった行動に危機を感じるので
敢えて依存症と認知し、行動を制限することを目的としている。


そこで私は、持続的に長期間の集中を敢えてすることをやめて
30分ルールを設定した。
30分何かに集中したら、強制的に一旦全てのことを停止する。

時々、休憩することの事態が億劫に感じることもあるが、
やはり休憩を入れるだけで、明らかに疲れ度合いが違う。

しまいには精神的な安定も自分で感じ取れるようになった。
個人的には30分ルールを設定する前と後では
アウトプットの質と量に変化は見られない。
もしかしたらミスがすくなったようにさえ感じる。


私疲れることが嫌いである。疲れたくないという心情を少し見方を変えて考えてみた。
そういった小さな調整という名の改善でも、続けることに効果があると思っています。

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