理系か文系か美大か、はたまた

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コラム

先生にとって答えるのが難しい質問をするのは大学生よりは中学生で、いわゆる英語が得意な子よりは苦手な子の方かもしれません。



先日、「be動詞の現在形がareになるのは、主語がyouのときと複数のときだね」と確認していたら、「なぜ単数のyouのときも複数と同じareなんですか。」と聞かれました。



私は思わず、「それな!」と言ってしまいそうになりました。



こういう時、「あぁ、文学じゃなくて言語学を専攻しておけばよかった!」などと思ったりします。



それを言い始めると、今度生まれたら理系に行こう、とか、もともと美大に行きたかったのだ、とか、自分の人生の「ほかの可能性」に思いをはせることに。



で、もし理系に行っていたら、「一番おもしろいのはやっぱり文学だ」と思っていたかもしれないし、美大に行っていたら、「美術って学校でやるばかりじゃないよね」と思っていたかもしれません。



要するに自分がやらなかったことに心が残るのです。



アメリカの大学に行った人に話を聞いたら、主専攻のほかに副専攻を取ることができたと聞き、とても羨ましかった覚えがあります。



日本の大学にも教養課程というのがあって、自分の専攻以外のことをするチャンスが与えられます。私は教養課程の科学で生物を取ったのですが、概論なのでおもしろくなかったですね。



概論というのはなかなかおもしろくならないものです。

うわべをさらっと撫でるだけでは、その分野のおもしろさはなかなかわかりません・・・



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外国語人は、英語、フランス語のレッスンのほか、日本語を含めた読解力、文章力のレッスンをしています。

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