ラプラスと不確定性原理

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占い
 我々の世界は原子という、例えればビリヤードの玉でできており、その動きは永遠にビリヤード台の上でなら予想できる。ならばこの世界の中で動く原子の動きも永久に予想できるだろうが、あまりにも多すぎて計算が困難なだけで、未来は今確定的に定まっている・・・というのがラプラスの悪魔で運命論の極みだ。
 そこに、マックス・プランクが不確定性原理を見出して量子力学を生み出した。シュレディンガーの猫のように、生死は蓋を開けるまで分からないというものが結論だが、およそそのラプラスの計算からずれるのはかなり少ない確率といわれている。
 ましかし、科学と仮説であるから今後どんな展開を見せてくれるかわからないが、ほとんど占いではプランク定数のような奇跡的事項は考慮していない。
 「貴方には近々大金が入りますね」といっても、プランク定数のブレで来るわけではなく、遺産相続、株の暴騰、土地・アンティークなどの価値が見いだされて高かったり。そんな忘れている資産の発見が多い。
 最近では素粒子が異次元空間を通り抜けてこの次元に戻ってくるようだが、まさかイエスの瓶の酒やパンのように瓶を満たしたり、半分に分け続けてみんなにいきわたったりということは想定しない。
 しかし、ケプラーやガリレオのように宇宙の神秘に魅せられ、世界史に残る発見をするか否かまでは占いだけでは特定は厳しいかもしれない。天才星などを持っていてもその人はその才能を何に使おうとしているのかが関与してくる。天才星を持つ料理人もたくさん、学者の星を持っていても学者になるとは限らない。まさに想定できないのは発見・意識・知識の世界でどの程度広がれるのかまでは占いのはかるところではない。だから、肉体と身の上はいろいろあって限界があっても、精神世界は自由に羽ばたけるというのは間違いではないし、そこに無限の可能性が残されている。その可能性を切り開いたものが、不確定性原理的・奇跡的人生の展開をし、残念ながらガリレオやケプラー、ガロアやアボガドロは生存中酷い人生であったが、運命論とは関係なく没後名を残している。精神世界の羽ばたきの成功例は音楽芸術文学に多い。
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