霊 6

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 では怨霊を静めるのは位の高い僧とか、パワーのある陰陽師様かというと、そればかりでもなく方法は様々ある。 もしあなたが、先祖の不徳で呪われて事故死させられて地獄に引きずられたらいつまでもそれにぶるってふるえているだろうか。もう地獄に引きずり込まれた時点で、引きずり込んだ怨霊とあなたは5分と5分になっている。その時自分を見れば怨霊と同じ姿になった自分になっている。だとしたらそれから何をするだろうか。引きずり込んだ怨霊と争いひっかきあい殴り合うことになる。
 簡単に言えば、それが地獄の様相だ。
 「なぜ、隣の爺さんが何時もうざくて迷惑被っているのに、こんなとこに暮らしてんの。」
 という奥さんの旦那への苦情は珍しくない。暮らすところもハッピーバラ色ならいいが、そうもいかない。
 そういううちでも向かいのラーメン屋がラーメンの旗をうちの土地に立てて客寄せしてていたが、ラーメンごちそうになって出てくたおやじが、境界はその電柱だよと旗の位置は官地だといっていき、親父はそれを信じていた。
 しかし隣のばあさんが公図を持ってきて官地でないと主張してくれてはっきりしたことが数年後分かったが、まあこの地区は半分は嘘つきだ。結構有名人も輩出しているがふるさととか何とか言って痕跡残していないからあんまりいい人たちの地域で無かったと思われる。
 こんなところで小さな土地でいがみ合っていると、その力でもってその地獄に縛り付けられる。ラーメン屋が廃業して旗もなくなった今その業の絡みもなくなったようだが、もっと大きなことでからむと離れられなくなる。
 絆はいいことだけに存在しているわけではない。

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