【高校化学】ヨウ素滴定ででんぷんを最初から加えないわけ

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ヨウ素滴定において、ヨウ素デンプン反応で滴定終了を判断します。

その際、でんぷんは溶液の褐色が薄くなってから加えます。

なぜ最初から加えないのでしょうか?

それは、でんぷんは加水分解するからです。特に溶液が酸性だと加水分解反応しやすくなります。だから、滴定終了間際に加えます。

あと、でんぷんを加えなくてもヨウ素の褐色が消えることで滴定終了を判定できないか、と思った人がいるかもしれません。

これはだんだんゆっくりと色が薄くなっていくので肉眼では判断できません。

それに対してヨウ素デンプン反応はとても鋭敏な反応なので、滴定終了前後でくっきり呈色が消えて、滴定終了を判断できます。


以上、でんぷんを最初から加えないわけ、でした。


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