「士業」に対する思い

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ビジネス・マーケティング
ある仕事の関係で弁護士さんとお会いする機会がありました。
とても気さくな方で、仕事とはいえ楽しい時間でした。
会う前には肩肘張っていたのに、何か拍子ぬけした気分でした。

そういえばこういうことってよくあります。

その道の専門家やスペシャリストにお会いする時、素直に教えを頂けばいいのですが、 「負けてはいけない」「まるめ込まれてはいけない」と、どこか肩肘張っている自分がいます。
特に何々士といわれる「士業」の方と会う前はどこか構えているようです。

自分より相手の方が格段に知識があるとわかっている時、素直に「これを聞きたい」「あれを教えてほしい」という気持ちと裏腹に、「相手のいいようにまるめ込まれてはいけない」「わからないからといって馬鹿にされたくない」と、心の中に不要な劣等感が隠されていることも事実です。

気持ちの上で対等でのスタートではないのです。

お会いした弁護士さんはこのあたりがうまい!
本題に入る前の雑談で「私の構え」はいつの間にか消えていました。素直に「教えてほしい」という気持ちに変わっていました。元々のキャラクターなのか、専門家としての話術なのか、本当のところはわかりません。
でも話術として、スキルとしては大切なことですよね。
そしてもっと大切なことがあります。
「士業」という肩書きの人に対して、相手が元々持っている「思い」に気づくことです。

弁護士だけではありません。税理士もそうです。
「師」と書くものなら、医師も教師もそうです。

「士」や「師」の人たちの意識せずに持つ優越感と、相手が抱く劣等感は仕方のないことです。
これをいけない、持つなとはいいません。
ただ、存在することを知ってください。

「どんなイメージを持たれているか」「どんなイメージを持っているか」
そして、それを前提として対話してください。
そうすれば、もっと有益な関係が築けます。

〈気づきのキーワード〉
・相手との関係
・裏腹な気持ちが共存する
・対等な位置からのスタート
・どんなイメージを持たれているか
・どんなイメージを持っているか
・「負けてはいけない」という気持ち

こんな気づきを生かすとしたら・・・

・自分は相手にどんなイメージを与えているのか
・相手にどんなイメージを持っているのか

こんなことも考えてみてください。


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