運動前のウォーミングアップがパフォーマンスアップに繋る理由について

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-なぜウォーミングアップをするのか-
  ウォーミングアップの目的は体を温めることです。これにより身体の諸機能の適応性を向上させることが出来ます。つまり運動強度の高いトレーニングなどを行っても、体に極度の負担をかけずに取り組むことが出来るようになるのです。結果として、効率よく運動を行うことができます。

 -ウォーミングアップで得られる効果とは?-
体内に起きるポジティブな変化としては
①筋肉の変化
②呼吸・循環器系の変化
③神経系の変化

 -筋肉の変化?-
  筋の収縮や弛緩を繰り返すことで、熱エネルギーが産生されて、筋肉の温度が上がります。
 筋温を上昇させることで筋肉を動かすためのカルシウムイオンが活性化して、筋肉の粘性が低下します。
それによって動きのぎこちなさが減少するため、運動によるエネルギー消費が下がって動作の効率が上がります。
 また筋肉の温度とは独立した要因として筋肉の運動を構成するアクチンとミオシンの結合が緩くなるとの報告もあります。これにより筋肉の硬さがとれてくるという理論です。

-呼吸・循環器系の変化とは-
 筋温を上昇させることで、呼吸循環器系のはたらきが活発になり、換気量が上がります。よって空気中からたくさんの酸素を取り込むことが出来るようになります。
 空気中から取り込まれた酸素は血中に存在するヘモグロビンと結合し、組織に送られます。血中温度が上昇することによって,ヘモグロビンは酸素を解離しやすくなるので活動部位に対して、より早く、たくさんの酸素を供給することが出来ます。

-神経系の変化-
 ウォーミングアップによって中枢神経系の興奮性を高めることにより外部刺激に対する神経の反応性が増大するといわれています。自律神経の活動性も向上し呼吸数の増加や、循環器系の変化にも関与します。また、「あがり」にくくなりなど精神面にもよい影響をもたらします。

本日は以上となります。
次回では具体的な「ウォーミングアップの種類」についてお伝えしたいと思います。


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