幸せの4因子(前野 隆司:慶應義塾大学)

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こんにちは。ライフキャリアコンサルタントShizuです。

先日、幸せを科学的に研究されている前野 隆司先生のセミナーに参加しました。先生の問いかけを、皆さんにもシェアしてみたいと思います。

Q1:健康に気を付けていますか?

Q2:幸せに気を付けていますか?

私は2つ目の質問の意味を少し考えてしまいました。
健康のために気を付けることは思い浮かびますが、幸せのための気を付けていることがあまり思い浮かびませんでした。
よりよく生きるために、何に気を付けているか。
皆さんは、どのように考えますか?

先生の問い

Q1:人の幸せは年収と正比例している。

わざわざ聞かれたら、違うのかな?と思いましたが、どうしてか理由は答えられませんでした。

ノーベル経済学賞を受賞した、カーネマンが行ったアメリカの研究では年収75,000ドルになるまでは、気持ちの上での満足度や幸福度は年収と共に上がるそうです。ですが、それ以上の収入は、直接的な人生の幸福度に必ずしも影響しているわけではないようです。
高度経済成長期の日本の年収は世界一高かったようですが、今は残念ながらアメリカをはじめとする多諸国に抜かれていることを踏まえこの75,000ドル(アメリカの平均年収だそうです)を円換算すると、だいたい日本円で年収400万~500万ぐらい(日本の平均年収)になります。
平均年収くらいを手に入れると、それ以上の収入は直接的な幸福に繋がっているとは言えない。ということになります。(写真)
逆に、この金額までは収入と幸福度がほぼ正比例することになります。

私はこの話を聴いて思ったのですが、年収に限らず”平均”以下であることが気持ちの面に影響を与えているように感じました。
数年前から若年層の社会的な地位や収入に対する無欲さが指摘されていますが、そんな世代でも”平均”年収は欲しい。と相談いただくケースがほとんどです。

ところで、平均年収が収入から得られえる幸福度の限界である可能性があるのであれば、平均年収を越えたらずっと幸福でいられるのでしょうか。

先生のお話でも、ずっと幸福でいるためにはほかに必要なものがある。とのこと。
その”必要なもの”は人それぞれに違います。

自分が収入以外に何を手に入れるとより幸せを感じるのか。
幸せを感じている人に共通する行動があり、その行動が上手く回っていると生き生きと毎日を過ごせるそうです。
ただ、ずっと幸せな状態でいられるわけではなく、うまくいかなことも起こりながらだんだんと幸せの度合いが高くなるのが、幸せの構造のようです。

お話を聴いて、ますますより良い生き方をサポートするカウンセリングの実践に磨きをかけたい!と思いました。


幸せは伝播するそうです。
貴方が幸せでいると、貴方の周りにいる人にも幸せなエネルギーを与えることができるそうですよ(#^^#)

貴方は何をして、自分の幸せを手に入れたいですか?


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