「すみません」やめませんか?

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コラム
日本人は「すみません」を使いすぎだと思いませんか。
今回のテーマは「すみませんの濫用をやめましょう」です。

先日、こんなことがありました。

エレベーターの扉が閉まる寸前に女性が乗ろうとしたため、「開」のボタンを押すと
女性「すみません」
私「何階ですか?」
女性「5階です。すみません」
5Fに着いたので、「開」のボタンを押すと
女性「あ、すみません」

「ありがとうで良くない?」
申し訳なさそうに出ていく女性を見て、そう感じました。

その「すみません」は必要か

普段、私は職場でインカムを付けているのですが、
「すみません。○○さんがお戻りになりました」
「すみません。○○さん、✕✕からお電話です」
etc.
周囲の職員は必ずと言って良いほど、最初に「すみません」を付けます。

自分は「すみません」を使わない代わりに
「○○をお願いできますか?」
「✕✕してもらえますか?」
と意識的に言うようにしています。

お願いの言葉で相手に選択肢してもらうことで、忙しい時でも相手をイラつかせることはありません。
「すみません」は別に要りませんよね。

ただ、見知らぬ人に声をかける時にいきなり話しかけるのは、さすがに私でもためらいます。
そんな時は「あの~」と声をかけます。
たいていの場合、応じてもらえるので。

「すみません」がいけない理由

「すみません」には、謝罪のほかに感謝や依頼の意味もあります。
それでも私が「すみません」を封じるのは訳があります。
謝るときに濫用すると軽く思われるから
自信が持てなくなるから
「すみません」は言い換えられるから
とりあえずの「すみません」は百害あって一利なしです。

「すみません」の代替語

とは言え、謝罪とも感謝ともつかない微妙な時もあります。
そんな時におすすめなのは、
「恐れ入ります」
です。
「恐れ入ります」には、感謝・謝罪の両方の意味があります。
それにビジネスでもビジネス以外でも併用できますね。

そして感謝を表すときは、「すみません」じゃなくて「ありがとう」
「すみません」じゃなくて「ありがとう」です。

大事なことなので2回言いました。

「すみません」を使うとき

普段「すみません」を使わない私ですが、謝罪が必要な時だけは別です。
謝って済むのは、たいてい大した問題ではないことが多いからです。
本当に頭を下げる時のために、「すみません」は取っておきます。

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