こんにちは。告知でお知らせした通り、
今後順次カードの意味や考え方についてアップしていく予定です。
各カードの意味のブログをご購入していただく前に、
基本情報であるタロットカードの構成と意味に、
お読みいただきたく、記しておきます。
タロットカードには番号と名前のある大アルカナと呼ばれる
カードが22枚(別記事参照下さい)と、
記号と数字で構成された小アルカナが56枚の
合計78枚で構成されています。
小アルカナには4つの記号があり、
ワンド(棒:火を象徴、情熱、意志、戦い)、
カップ(杯:水を象徴、感情、愛、純粋さ)
ソード(剣:風を象徴、理性、知性、判断力、正しさ)、
ペンタクル(金貨:地を象徴、お金、現実、五感、果実)
の意味やニュアンスがあります。
大アルカナ22枚が表しているのは、
現実の人間というよりもそのカードのモチーフが、
象徴する力を表現し、非常に奥深い意味を持ちます。
そのため描かれているものがやや非現実的で抽象的なものです。
それに対して小アルカナの56枚に描かれているのは、
日常の一コマを切り取ったような、身近な市井の人々の姿です。
そのため小アルカナが表しているのは、
人生における私たちに起こる様々な局面やシーンです。
よって大アルカナは大きな象徴的な出来事や意味を、
小アルカナは日常に出遭う出来事から得るメッセージを
表しているとも言われます。
また1つ1つの記号(スート)について言えば、
ワンドは火なので、燃えるような情熱、心に火が点もる、
急に頭にひらめきが届いた、体が熱いなど、
火というものが持つイメージをどういう語彙にできるのか、
また語彙からさらにどんなイメージを
膨らませることができるのか、そういう点が大切になります。
難しい言葉はむしろいりません、自分がどういう言葉で、
火のイメージについて語れるのかということです。
ワンドは「戦い、進み、勝ち取る」ことに生きる意味を見出す、
というスートです。そこからどんどん大きく連想していくことが、
タロットリーディングです。
1枚のカードが、物語の1ページ、1コマだと考えてみて下さい。
タロットリーディングはこのようにとてもクリエイティブな作業で、
意味を暗記して、出たカードでうまくいく、うまくいかないと、
おみくじのようにして終わるものではありません。
もちろんそういうふうに使っても全く構いませんが、
タロットカードの潜在力はそれだけではないということを、
お伝えしていければと思っています。
順次アップしていきますので、
よろしくお願いいたします。