3 モチーフについて

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retreat の語源は、ラテン語 re-(~の後ろへ)+ traho(引く)で、
後ろに引くという意味から、避難、静養所、瞑想期間などと派生した。

日常のスケールから視点を「後ろに引いて」いくと、
時間的には、石器時代、恐竜の時代、果ては宇宙の誕生に、
空間的にも、地域や国、地球や銀河系を越えて、宇宙の果てに至る。

私が偏愛する仮説に、意識を拡げると人は幸福を感じる能力が増す。
というのがある。ここで言う意識は、視点と置き換えてもいい。
時空間についての、幅広く奥深い視点があれば、
迷妄の闇から扉を開け、愉悦の世界へ向かうのは難しくない、と思う。

同様に、都市部で人工物に囲まれ、
対人的な情報の処理を中心に生活していると、
自然物が織りなす、非人工的な時空間が、
自己を相対化し、新たな視座を得る助けになるだろう、とも思う。

ということで、「 doors 」の活動の基本的なモチーフを考えると、
「 retreat tokeru 」で出会うであろう自然界のあらゆる要素
ということになる。

上のスケッチが、モチーフとなり得る自然界のカテゴリーだ。
漏れもダブりもありそうなので、また後でアップデートしよう。

さて次は、「 どんな素材を使うか?」について考えてみる。

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