先日のブログで僕の1/3は催眠療法士でできているという話をしました。
気功と催眠は非常に相性が良く(僕の考え方としては、二卵性の双子みたいな感覚ですが)、どちらもトランス(変性意識)をいかに上手に使いこなして、脳のクセを書き換えていくかという技術です。
認知科学や分析哲学等、科学を軸にした気功の定義は、
共感覚を使った内部表現の書き換え
ですが、
催眠療法は、主に言語というインターフェイスを使った内部表現の書き換え技術だと言えます。
人の脳は直接外界と接触することはなく、頭蓋骨の中でプカプカ浮いています。そこにアプローチするためのインターフェイスは、すべての人間に共通していて、
五感プラス言語
です。
バクっと言えば、気功は主に触覚(気の球)を使って、脳のクセを書き換える技術ですが、催眠療法は主に言語を使って、脳のクセを書き換える技術となります。
そして、どちらにとっても避けられない超重要キーワードが
トランス(変性意識)
です。
施術の際、どちらも術者自身が強力なトランス(変性意識)状態になっている必要がありますし、加えて、そのトランス(変性意識)をコントロールできている必要があります。
神経レベルの話で言えば、交感神経と副交感神経がバランスを取りながら、らせん状にガンガンに上がっている状態、つまり、気功で言うところの「大周天」の状態です。
*大猿ではなく、スーパーサイヤ人、穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた的な。。。わかりにくいかな。。。
術者の強力なトランス(変性意識)は相手に伝わりますので、まずは、その状態がSTEP1。それができてはじめて、脳のクセを書き換える準備が整うわけです。
トランス(変性意識)とは物理世界の臨場感より、頭の中、つまりイメージや情報的な世界に臨場感がシフトしている状態のですが、
実は、人間はトランス(変性意識)マシーンと思うほど、カンタンにトランス(変性意識)に入ります。
例えば、運転や映画を見たりなど、何かに集中しているときもそうです。(気がついたら、めちゃ時間たってたり)
特に、悪いトランス(変性意識)には、変なトリガーがつけられていることが多いです。
例えば、過去に虐待などを受けたことがある人がいるとして、その人にはあるトリガーを踏むと(例えば、虐待されていた時に聞いた音楽、味、風景、匂い、言葉などのインターフェイスによる入力)、虐待時のネガティブな感情が沸き起こってくることがあります。
良く考えると、これはおかしな話ではないですか?
なぜなら、物理世界では、今、虐待を受けているわけではないのに、なぜか、その時に体験した世界やネガティブな感情がリアリティを持って沸き起こってくるわけですから。
その時、物理世界よりも記憶の世界、つまり虐待を受けていた時の世界に臨場感が移ってしまっているわけですので、これは確実に、悪いトランス(変性意識)状態です。
この悪いトランス(変性意識)を消し去る方法の一つが、悪いトランス(変性意識)の舵を自分で握ることです。
具体的に自分自身で行う場合は、この悪いトランス(変性意識)に入った時に、
「あ、俺、今、悪いトランス(変性意識)に入ってる」
と意識に上げることです。
悪いトランス(変性意識)に入っていることを一つ上から意識に上げることで、その臨場感に飲まれず、操作して消し去ることができます。なぜなら、意識に上げた時点で、あなたの世界の臨場感の舵はあなたの意識に移るからです。
これが、僕の気功技術「クロス」のカラクリでもあります。
気功技術「クロス」
そして、それを外から、施術として行うのが気功師であり、催眠療法士です。(アプローチ方法は少し違いますが)
(引用ここから)
私は、催眠療法を痛みのトランス(悪いトランス)から癒しのトランス(良いトランス)にシフトさせる1つの方法として考えています。
痛みのトランスは、反復され、自己の価値を下げ、可能性を閉ざす。現在のコンテクストに合わせてアップデートされなかった過去の状態が反復される。
自己とは症状より大きな存在であることが忘れられている。
癒しのトランスは、肯定的で、力を与え、可能性を広げる。今ここにあるコンテクストが反映され、自己とは症状よりも大きな存在であることにきづいている。
解決指向催眠実践ガイド―本当の自分を生かし、可能性をひらくための エリクソニアンアプローチ(ビルオハンロン)p142
(引用ここまで)
解決指向催眠実践ガイド―本当の自分を生かし、可能性をひらくための エリクソニアンアプローチ
ビル オハンロン
Amazon
余談ですが、伝説の催眠療法士ミルトンエリクソン自身は本を残さなかったですし、弟子もとらなかったと言われていますが、このビルオハロンは若いころエリクソン家の庭師のアルバイトをしながらミルトンエリクソンのメソッドを学んだと言われています。
その真偽はわかりませんが、僕は彼の可能性療法は非常に効果的ですし、即効性のあるアプローチだと思います。
可能性療法―効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法
Amazon
ビルオハンロン
*天才と言われたミルトンエリクソンの手法を、法則化しようとする試みは見事です。
話をもどして、要はトランス(変性意識)に入っている時、人は自分自身の臨場感世界のハンドリングが取れなくなっています。
それを、ズカズカと入り込んで(笑)、トリガーを外したり、付け替えたり、または、その回路ごと消し去ったりしていくのが、僕のような気功師や催眠療法士の技術なわけです。(特に僕の考え方としては、せっかくの強いトランス(変性意識)を無駄にはしたくないので、表裏をひっくり返すような方法を使います。)
ですので、もし、あなたが今、
「自分なんかダメダメ…」
とか、
「ネガティブな感情が止まらない…」
とか、
明らかに自分の人生にとってプラスにはならない感情や思いが沸き起こってくるとしたら、それはあなたのせいではなく、何かしら悪い変性意識に入るフレームとトリガーが、頭の中のクセとしてできあがっているだけです。
誤解を恐れずに言ってしまうと、
トランス(変性意識)は、無意識が活性化して潜在意識が加速している状態、つまり、
脳のリミッターが外れている状態
です。
そして、これは超危なくて、
プラスな方向にもマイナスな方向にも、ガンガン行ってしまいます。
どうせ、潜在意識を爆発させるなら、自分のゴールやポジティブな感情に爆発させた方がいいですよね?
というのが僕からの提案です。
悪いトランス(変性意識)は心のネガティブな暴走を加速させるだけではなく、不眠や腰痛、肩こり、はたまたあらゆる慢性疾患等、身体の不調にも影響を出してきます。
リミッターの外れたあなたのトランス(変性意識)は、あなたの物理的な世界(身体にも)に影響を与えるほど強力なわけです。
つまり、エネルギーがエグい。
そのエグいエネルギーをひっくり返せば、オセロがひっくり変えるようにあなたの世界はガラリと変わります。
じゃあ、どうやって?
それが、僕が行う気功です(一部、催眠療法的なアプローチ)。
「良くなれば、なんでも使えばいいじゃん」
が僕のスタイルですので、僕自身、この2つのツールは、遠隔気功ヒーリングでも個別セッションでも境目なく使っています。
だから、長年もやもやしたり、悩んでいた、心や身体の不調があっという間に解決するのです。
もちろん、あなたは、自分自身で自分自身にアプローチすることもできます。
大事なのは、コツと実践です。
---------------------------------------------
大阪・梅田・心斎橋・難波・キタ・ミナミ・京都・奈良・兵庫・和歌山よりお越しいただいております。東京、名古屋、福岡への出張も応相談しています。縁結び、恋愛、不倫、結婚、悪縁切り、美容(美肌、小顔、バストアップ、アンチエイジング)、金運、開運、空、抽象度、悟り、エフィカシー、苫米地式認定コーチ、現状の外側、ゴール設定、チャクラ、気功、コーチング、内部表現書き換え、大周天に効果があります。