成績が伸びるご家庭と伸びないご家庭の特徴 その3

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学び
もう一つは、前々回書いた子供の反論と同じことを、お母さまが知らず知らずにやっている場合です。
私は授業の終了後に、できる限り正直に現状をお話しするようにしています。
その子にあった方法論を模索して、指導し報告するようにしています。
このお話の中で、伸びないご家庭のお母様は、あまり話しを聞いていません。
あまり反応がない場合と、全く話がかみ合わずに自論を展開している場合があります。話がかみ合っていないことに気がついていないので、自分が優勢だと勘違いをし、猛烈な勢いで襲いかかってきます・・・
ただ、どちらの場合でも、次の二つの場合には、必ず反応があります。
それは、
1、 子供のできなかったところを指摘したとき
2、 ご自分の意見と私の話が一致したとき        です。
1の場合は、すぐに子供のフォローが始まります。
「ちょっと運動会の練習があったので・・・・」
「塾の宿題が多かったので・・・・」
「いえ、非難しているわけではないんですが・・・直した方がすぐに点数が上がるというだけの話しです。」
とお伝えしますが、やはりかわいい我が子を守ろうとします。
私としては、なんとか成績を上げたいと考えて、ご家族と一緒に頑張っていこうと思い、
注意しているのですが、どうも真意が伝わりません。
2の場合は、
「うん!うん!そうなんですよね~!!」と、お母さまのお話が始まります。
これはこれで素晴らしいことだと思うのですが、
一応プロとして足りないところを補いに来ている身としては、
直すべきところは直した方がいいのでは・・・と思います。
現に自論だけでは成績が上がらなかったわけですから。
これって結局、その子供と同じことをしている・・・・・・
このような経験から謙虚さの大切さを痛感し、自分を戒めながら指導にあたるようにしています。
以上のようなことをあえて書かせていただいたのは、今からでもまだ間に合うと思ったからです。
どういう風に家庭教師を利用すると、効果を最大限得られるのかをご理解いただきたかったからです。
大手の家庭教師センターでは、何から何まで面倒見ます!!的な宣伝をしていますが、
やはり現実としては「しつけ」の部分に関することは、家庭教師が短期間で治すことはできません。
長い時間をいただけるなら、治すこともできます。
それには家庭教師が信頼される必要があり、それには時間が必要です。
このように考えますと、ご家庭との協力が必要になります。
サービス業である以上、できることはすべて家庭教師がすべきですが、
やはりできないことはできません
(週一回2時間でしつけも含めて成績を上げられます!なんて偉そうなこと言うこと自体が、ご両親に失礼だと思っています。)。
この辺をご理解いただいて、皆さんで協力して受験に立ち向かってほしいと思っています。

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