第26回:セグメントで情報をもっと絞ろう

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学び
前回は便利な設定についてでした。

データの収集と設定について学んだところで、高度な解析ツールとテクニックの章に入ります。

今回は、セグメントについてです。セグメントは、一部のデータを抽出して分析するためのツールで、データを素早く絞り込むことができます。

セグメントの概要

 GAにおけるセグメントとは、レポートから一部のデータを抽出して表示する機能で、ユーザーセグメントやセッションセグメントがあります。

ユーザーセグメントは、最大90日間のセッションを対象にでき、年齢層、性別、期間の特定や、条件を組み合わせて情報の絞り込みができます。

セッションセグメントは、1セッション内のユーザーの行動を対象とし、1セッション内で達成された目標や、ユーザーによる収益額などがわかります。

セグメントには、1つのレポートに複数のセッションを追加して比較できるという利点があります。有料検索などのトラフィックソースを特定して、セグメントを作成し、各トラフィックソースからどのようなユーザーが流入しているか確認することができます。

ユーザーセグメントもセッションセグメントも、ディメンション・指標・期間・ユーザー行動のシーケンスを利用して作成されます。

デフォルメセグメント

 デフォルメセグメントを使うと、セグメントどうしの比較をしやすくなります。例えば、新規ユーザーとリピーターをレポートで比較したいときは、「新しいユーザー」セグメントと「リピーター」のセグメントを選択します。そうすると、新規とリピーターの比較がしやすいように、レポートに表示されるようになります。

カスタムセグメント

 デフォルメセグメントは既存のセグメントを選択しましたが、カスタムもできます。よりピンポイントに情報を絞り込みたいときに便利です。

「新しいセグメントを作成」から作ることができます。セグメントを作成するには、特性を選ぶ必要があり、ユーザー属性・テクノロジー・行動・期間・トラフィックソース・期間があります。

例えば、「ユーザー属性」で年齢を「20~29」に設定し、言語を中国語を含む設定にすると、ブラウザで中国語を使っている、20代のユーザーが抽出されます。

このように、セグメントを追加することでユーザーの行動を詳しく知ることができ、ウェブサイトの改善につなげることができます。

次回は、チャネル別にデータを分析する方法です。
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