20年前に購入されたタミヤのトヨタカローラWRC製作ご依頼品となります。
キットは入手困難なもので、ボディにはわずかなヒケがありますが、全体的には非常に優れた状態です。
デカールは20年の経年劣化でかなり損傷しており、ご依頼者様からはスタジオ27の2000年モンテカルロラリーのデカールも提供されました。
これを使って制作を進めます。
ボディの表面処理と改造を行います。
パーティングラインの消去や歪みの削除、ボディパーツからの削り取り作業を実施します。
GPSアンテナなどの突出部を切り取り、研磨の準備をします。リヤスポイラーの接着線を事前に消去し、塗装をしやすくします。
フロントスポイラーはバンパー下で仮止めし、一緒に塗装を行います。
ボディ裏側を黒で塗り、マスキングについて検討します。
インテリアの内壁は黒で問題ありませんが、エンジンなどの隙間から見える部分はボディ色が被っても問題ありません。
ボディにサフェーサーを塗布し表面を1000番のヤスリで研ぎます。
ボディ色はクレオスのクールホワイトを4回にわたり丁寧に塗りました。
エッジやリヤスポイラー内側など塗りにくい部分を最初に塗り、広い面を塗る際にムラを消していくよう調整しました。
ウィンドモールの塗り分けは張り付けたマスキングテープをナイフで切り抜いて塗装していきます。
リヤバンパーのコーナーはデカールを貼るのが難しい部分です。
デカールを曲げるための切り込みから固定してスタジオ27の頑丈なデカールを多めのマークソフターで固定します。
わずかに下地の白が見えた場合、クリア塗装の合間にディトナグリーンでタッチアップすれば問題ありません。
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