天中殺とは 【プロローグ】

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前回まで、宿命の天中殺と後天運(巡りくる運勢)の天中殺のお話しをしてきました。



では、もともと天中殺とはどのようなものなのか。

その基本となる考え方をお伝えしていこうかと思います。

言わば、「天中殺基本編」ですね。



今回の内容は、後天運の天中殺の説明が主になります。

宿命には当てはまらないことも多いのでご注意ください。



天中殺とは、12年周期の2年間、誰にでも訪れる運の低迷期ととらえて頂いて結構です。

つまり、

「天の法則からはみ出し、天の恩恵を受けられない時期」ですね。



取り立てて努力しなくても、何をやってもとんとん拍子に上手くいくときがあります。

逆に、どれほど頑張ってもどうにもならないばかりか、全てが裏目に出てしまう事もあります。

この時期が天中殺の時期であることが往々にしてあります。



天中殺の時期にスタートさせることは、そのことが実らないことが多いです。また、トラブルや災難など

いつもなら起こらないような不運に見舞われることも多々あります。

天中殺の時期は、新しいことは控えて、今まで通りに過ごすことが最大の回避方法になります。



運勢を好転させる奥義とは



上手に過ごして、天中殺パワーを味方につける



この世に生まれた以上、人間は大枠としての天の法則から逃れることができません。ただここで誤解をして頂きたくないのは、「運」は必ずしもすべてがきまっているわけではないということです。



「運」には「宿命」と「運命」があります。「宿命」は、人が生まれながらに背負っている「運」の特徴です。

ある意味では、その人がその人であるための基本ベースなのです。どの時代に、どのような親から生まれて来るかは天の配剤です。



算命学では「宿命」を誕生日から解き明かし、その人の性格、生き方、人生観、運のよい時、悪い時などを読み取っていきます。

「宿命」はある意味ではその人の「持ち味」です。したがって「宿命」だけで、全人生を通じて良いとか悪いとかは断言できません。

これに対して「運命」は自分で選択するもの。たとえどれほど厳しい「宿命」に生まれてきても、それ以降の自分の判断や選択によっては人生が大いに異なってくるのです。



例えば、「宿命」からみて運が悪くなりそうな時があったとします。その場合には、その時期の運の下降をどれだけ食い止められるかを考え、「運命」をよくするために手を打てば良いわけです。また宿命的に良くなりそうなときには、それを最大限に活用するにはどうすればよいかを考えます。

「宿命」に暗示された内容を生かすも殺すも本人の心構え次第なのです。それによって「運」は大いに変化させることが出来るのです。



人が、「宿命」として、一体どのような役割を天から授けられているかを考えるとき、算命学ではそれぞれを大きく6つに分類しました。それが前述した各天中殺の宿命です。

宿命は、いわば天命ですから、人智の及ぶところではありません。誰もが、その宿命を活用して前進すべき時期、後退すべき時期を考えながら生きていけばいいのですが、そう簡単にはいかないのが、人の業です。だからこそ、様々な人生があるのです。

宿命で定められた役割によって運気の流れが決まっているのですが、うまく生きられない人は、その流れに逆らったり、上手に流れに乗れなかったりします。その原因の多くは、自分の運の流れば見えていないからと言えます。先々の運気の波はもちろん、現状自分がどんな運気に置かれているかを知らないからなのです。だから宿命に対処できなく不運を招き入れてしまっているのです。



あらかじめ、上昇気流に乗れるとわかっていれば、その時期に合わせて前もってエンジンを全開にすればいいし、目の前に大きな嵐が迫っていることがわかれば、過ぎ去るのをじっと待ち、被害を最小限に防ぐことも出来ます。



算命学の「天中殺バイオリズム」は、宿命ごとに決められている12年周期の運気の流れをひも解いたものです。これを知っていれば、いつ幸運期や天中殺期間が来るかがわかるので、どこで人生の勝負をかければいいのか、どこを警戒すればいいのかが一目瞭然です。

天中殺のダメージをできるだけ受けないようにし、運気の流れに上手に乗れば、12年周期で、人生のステージアップが可能になります。「宿命は不変(変えられない)、人生の可変(変化可能)」だからです。いうなれば、天中殺という宿命を知ることで、運気の流れを利用し、自ら人生を切り開いて幸せをつかむことができのです。

それには、天中殺期間中の過ごし方が重要な問題になります。天中殺期間を有意義に過ごすと、大きなダメージを防げるばかりか、今後の幸運期の恩恵をあまるところなく受け取れるからです。

その具体的な過ごし方は前述したとおりですが、基本姿勢は、「あえて事を起こさないこと」。特に一見、自分の利益になるように見えるもの、また自分が楽になるように思える事は、大抵の場合、天中殺期間中は裏目に出がちです。自らの思惑と正反対の現象が起きるので、ひたすら身を慎んで過ごしてください。

まずは、自分の天中殺がいつ来るのか、それをしっかり刻み込んでおきましょう。

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