最近ググり力という言葉を知りました。検索能力のことを指すようです。
エンジニア(エンジニア志望)の方がググり力が大事だ!という呟きや記事をよく拝見します。エラーが発生したときに解決するために検索したり、新しい技術を学ぶために検索したりと頻繁に検索するためでしょう。
ググり力大事だと思います。ググり力高めていきましょう。
思うにググり力で一番大事なのは検索キーワードの選定だと思います。調べたいことが載っているページを見つけるには、適したキーワードで検索しなければなりません。
エラーの解決がしたいのなら、発生しているエラー文で検索したり、特定の技術について知りたいのなら、その技術で使われているキーワードで検索したりなどです。
検索キーワードの選定はある程度の経験と知識が必要だと思います。今回は語りません。今回は知っていると誰でもGoogle検索が効率よくできるようになる小技を紹介したいと思います。
Google検索には便利なオプションがあります。以前私はセキュリティ業界にいたので「Google Hacking(Google Dorking)」という手法で使われているので身近だったのですが、一般の方は意外と知らない方がいらっしゃるのでここで紹介したいと思います。
まずは基本的なことから紹介していきます。
Google検索は複数のキーワードで検索する場合、スペースを開けてキーワードを列挙すると思います。
「キーワードA キーワードB」
この場合、AND検索、つまりキーワードAとキーワードBが共に存在するページを検索結果として出してくれます。
ではキーワードAもしくはキーワードBが含まれるというOR検索をするにはどうしたらいいでしょうか?
「キーワードA OR キーワードB」
大文字でORと書きキーワードを列挙すればできます(ORは大文字で書く必要があります)。経験上余り使う機会はありませんが覚えておくと便利かもしれません。
次です。これはたまに使用します。NOT検索の方法です。
検索したページに含まれて欲しくないキーワードがあった場合に除外する方法です。例えばパソコンのMacについて検索したいときにマックと検索するとマクドナルドが出てきてしまうので、マクドナルドは検索除外したいといった場合です。
「キーワードA -キーワードB」
このように「-」をキーワードの直前に付けるとそのキーワードを除外してくれます。
検索キーワードにスペースが入るとき皆さんどうしていますか?検索キーワードにスペースが入るときにそのまま検索してしまうとスペースで区切られて複数の検索キーワードになってしまいます。その場合は""で囲めば一つのキーワードとなります。
「"キーワードA キーワードB"」
これはエラー文をそのまま張り付けて検索したい時などに便利です。
ここまでが基本編です。知っていたでしょうか?次は検索キーワードを利用した検索方法を紹介します。
URLに含まれる文字列で検索したい場合は、
「inurl:キーワードA」
と検索するとGoogleはURLを検索してキーワードAが含まれるページを検索結果に選びます。
同じin○○シリーズで便利なのが他に二つあります。
「intitle:キーワードA」
Webページのタイトルを検索してキーワードAを含んでいるページを検索結果に選びます。
「intext:キーワードA」
Webページの<body></body>の間にあるテキストを検索してキーワードAを含んでいる検索結果を選出します。
これらの検索キーワードを書くときは「:」の前後にスペースを入れないように気を付けてください。紹介したin○○シリーズは一つのキーワードを検索するときに使用します。複数の検索キーワードで検索したいときはallin○○を使います。
「allinurl:キーワードA キーワードB」
URLを複数キーワードで検索
「allintitle:キーワードA キーワードB」
タイトルを複数キーワードで検索
「allintext:キーワードA キーワードB」
本文を複数キーワードで検索
こんな感じです。これらはURLやタイトルで検索したい場合、もしくは普通に検索した際に検索結果が期待したものと違う場合に用いると便利です。
因みに「inurl:coconala intext:google」といった具合に組み合わせることも可能です。
他にも「site:」や「link:」など複数ありますが、それらはサイト運営者は知っておくと便利なものであって一般の方が知っていても余り使わないので割愛します。興味がある方は検索してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様のググり力が少しでも向上したなら幸いです。