16:9のキャンバスに向き合う事3年。サムネを1000本以上作ってきましたので、その中での知見を書いていこうと思います。第一回目はレイアウトについてです。
ほとんどの場合、サムネはその「動画の説明」というのが主な目的になる事が多いと思います。もちろん変化球パターンも色々あるので、「これが正解」っていうレイアウトはないのですが、Youtubeの仕様などの背景もあって、「こんな風になる事が多いよね」っていう配置パターンを紹介します。
オブジェクト1個とテキストの場合
よくあるパターンその1です。テキストとオブジェクト(大体の場合 人物)を左右に配置します。左右逆にするパターンもありますが、一般的にアイキャッチにしたいものを左上に配置する方が良いと言われています。が、右でも左でも、経験上あまりCTRには影響しないように思います。
このレイアウトになるには理由があって、
サムネイル表示された時に
・真ん中に再生ボタン
・右下に動画の時間
がオーバーレイ表示されるからなんですね。後ろにあるものが完全に隠れてしまう訳ではないので、「絶対ここには情報を置いちゃダメ!」という訳でもないです。が、可能ならば人間の目とか、文の主役になる文字とか、他の場所に配置したいかなって事ですね。
スマホのサムネ一覧SERPとか、ブログ埋め込みで動画が貼り付けられている時に表示されるものなのですが、最近は仕様が変わりつつあるようです。なので今後はど真ん中にオブジェクトをドーンと置くレイアウトも増えてくるかもしれません。
オブジェクト2つとテキストの場合
日本語だとよくあるパターンです。
TEXT1を上部に横書き、TEXT2を縦書きにして、
リニアラインで読ませるっていうパターンです。最近だと中国語圏でもこのパターンを見ます。我らが縦書き文化をいい感じに活用したって事でしょうか。
で、ここからが重要なんですが、目立たせたいサムネを作りたい場合、この辺のレイアウトルールをガン無視するっていう作戦があります。視聴者ももう↑この辺のレイアウトは見慣れちゃってるので、特に現在の段階で集客力があまりないチャンネル(具体的に言うと登録者数1000人未満)の場合、他と違うレイアウトとか、色使いとか、アイディアとかを使って、どうにかしてSERPsで目立ちたいっていう事ありますよね。
最近は大手チャンネルでも、テキストを一切入れなかったり、めっちゃシンプルにしたりして、ライブ感を出しているっていうのがあります。
視聴者的には「何かハプニングが起こったのか?」とか、「緊急でアップされた動画なのか?」みたいな想像をして、クリックに繋がると。ここまで来るとCTRというよりは、英語で言う"Click Bait"、つまり「釣り」的な表現になってしまうのですが。でも実際、クリックは増えます。
僕自身も新しいレイアウトは常に探っていて、上にも書きましたけど、「ド真ん中にオブジェクト」っていうパターンは積極的に取り入れていきたいですね。最近デモ用に作ったのがこちらです。