信じたり許したり

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コラム

なんで、それくらいのこと

私たちは、自分の尺度で相手を批判したり、不平不満を持ってしまいがちです。
「なんで、それくれらいやってくれないの?」
「なんで、そんな簡単なことができないの?」と…。

例えば、
「なんで、もうちょっと優しくできないの?」
「なんで、話を聞いてくれないの?」
「なんで、玄関の靴くらいちゃんと揃えないの?」
「なんで、靴下を脱ぎっぱなしにするの?」
「なんで、それくらい片づけられないの?」
「なんで、そこ掃除しないの?」
などなど、
挙げたら切りがないかもしれません。

やらないんじゃなくて、できないのよ…

でも、言われた人は概して、こんな気持ちになります。
できないんだからしょうがないじゃん…。

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でも、それを言ってしまうと、
「言い訳するの!?」
「つべこべ言わずにやりなさい!」
などと反撃されてしまいますし、

仮に、
「お前のほうこそ優しさが足りないんじゃないの?」
「お前だって、無駄遣いばっかしてんじゃん?」
などと、口答えしようものなら、修復不可能な状況に陥ってしまうかもしれません。
許さない.jpg


そんな修復不可能な関係に陥らないためにも、
「やらないんじゃなくて、できないのよ…」
という相手の気持ちを信じ、受け容れ、認めていただく、
ということをやってみていただけたらと思っております。

とても難しいことかもしれません

ただ、それって、とっても難しいことかもしれません。
それって、自分を否定することになってしまうかもしれません。
その相手の気持ちは、わがままで自分勝手な気持ちなのかもしれません。

でも、そうやって、相手を信じ、受け容れ、認めることは、
ご自身を「ねばならない」という束縛から解放させることにも繋がりますので、
ご自身のためにも、そうしていただけたらと思っております。

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もしかしたら、この人にとっては、難しいことなのかも…

例えば、マラソン選手にとって 42.195kmを完走することは、簡単なことなのかもしれません。
しかし、一般人にとっては、結構、難しいですよね。

あるいは、子供から「鬼ごっこしよう!」って言われても、
大人にとって鬼ごっこを1時間以上続けることは、結構、難しかったりします。

なので、自分の尺度で、
「そんなのできて当たり前」
「そんなの簡単」
と発想することを、一旦、脇において、

もしかしたら、この人にとっては、難しいことなのかもしれない
もしかしたら、この人にとっては、簡単にできることではないのかも…
と仮定して、相手を信じたり、許したりすることが、
夫婦関係(や家族関係)では、とても大切なことのように思っております。



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