YouTubeはジャンルを絞るほど登録者や再生数は増える?

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ライバルの多いYouTubeでは基本的に競合ジャンルを避けたり、ジャンルを絞りターゲットを定める方が稼げる可能性は高まると見聞きすることが多いでしょう。
今回は、YouTubeはジャンルを絞るほど登録者や再生数は増える?について紹介していきます。

ジャンルを絞るべき?

ジャンルを絞らない事で企画を幅広く扱うことができ、ネタ切れをおこしにくいというメリットがあるかもしれませんが、狭めることがYouTubeでの成功に影響を与えます。

ジャンルを絞るべき理由について見ていきましょう。

膨大な動画に埋もれてしまう
YouTuberが少ない時代は、ジャンルを絞らずとも再生数や登録者を増やすことが可能でしたが、ユーザーが増えた現在では、ジャンルを絞り特化したチャンネルでなければ稼ぐことが難しくなってきています。競合ジャンルにチャレンジすること自体はできますが、無名のYouTuberでは埋もれてしまうため視聴者に認知されることすら厳しい状況です。
「料理動画」と大雑把にジャンルを決めるのではなく「スイーツ」からさらに「手作りパンケーキ」などテーマを絞ったチャンネルの方がアクセスを見込めるのです。

刺さる視聴者が増える
ジャンルを絞ることで、一見需要がなく再生回数も増やせないのでは?と思われがちですが、ピンポイントで求めている人に刺さりやすくなります。

例えば、「パンケーキを作りたい」と考えているユーザーがYouTubeで検索を掛けたとしましょう。

料理チャンネル

スイーツチャンネル

パンケーキチャンネル

この3つのチャンネルの中で、どのチャンネルに興味を惹かれるかというと、「パンケーキチャンネル」が強く刺さることになるのです。

ジャンル内の上位を目指せる
料理、健康、ゲーム実況、歌ってみたなど、ジャンルを狭めなければ当然ながらライバルは多くなります。
ですが、ジャンルを絞りこんでいく事で徐々にライバルとなるYouTuberが減っていくことになるため、ジャンル内での上位を目指すことも視野に入れられるようになります。

動画の上位表示を狙える
動画への流入経路のメインとなるのは、検索結果、関連動画、ホーム画面の3つが挙げられます。下位に表示されるよりも上位に表示されることでユーザーの目に留まりやすくなるため、再生数や登録者アップを狙う戦略では上位表示が欠かせない項目。
ジャンルを狭めることでライバルが少なくなり、自分の動画が露出しやすくなるといった理由もありますが、ジャンルを狭めチャンネルとジャンル(キーワード)との整合性を強くYouTubeにアピールすることができるため上位表示を狙いやすくなるのです。
また、検索窓に特定のキーワードを入力する人は、欲しい情報が明確である可能性が高くなります。興味を示しながら動画を視聴するため一人当たりの視聴時間も伸び、YouTubeの評価も高まりやすく、さらに上位表示を狙いやすくなるといったチャンネル成長に必要なサイクルを作りやすくなるのです。



狙うジャンルの決め方

ただ未開拓のジャンルを狙えばよいというわけではなく、しっかりとユーザーの需要も考えていきましょう。
まずは、チャンネル開設でポイントとなる「ペルソナの設定」です。年齢、性別だけではなく、ライフスタイルや住んでいる地域など細かく深堀していきます。視聴者の人物像が決まれば、求められている動画、好まれるサムネイルや編集なども見えてくるため、まずはペルソナの設定から始めましょう。

ペルソナの設定が完了した後に以下を参考にしながらジャンルを狭めてみてください。

・サジェストキーワード

YouTubeの検索窓に単語を入れると候補ワードが表示されます。
例えば、「YouTube編集」と入力すると続いて「ソフト」「アプリ」「スマホ」といった候補となる文字(サジェストキーワード)が表示されます。
ユーザーの検索頻度やメインワードとの関連度合いで表示されるため、参考にすることでユーザーのニーズを無視することのないジャンルの選定を行うことができます。

・需要のないチャンネルは避ける

チャンネル開設者がゼロであったり、登録者や再生数が伸びていないチャンネルジャンルは、ライバルが少ないかもしれませんが、ユーザーに求められていないジャンルという可能性もあります。
ニッチな分野は熱狂的なファンが付きやすいですが、あまりにも需要がなければYouTubeでの安定した収益を見込むことができないため、注意しましょう。



まとめ
ジャンルを絞ってしまうと万人受けする動画制作が難しくなってしまうため、再生数や登録者が増えないと考えられてしまいがちですが、競合の多いYouTubeで無名の段階から挑戦し成功するためにはジャンルを絞ることも大切。
登録者100万人といった規模を狙うのは厳しくはなりますが、セミナーを開催したり、イベントを開くなど広告以外の収入を考えたり、登録者が一定数増えた際には、少しジャンル幅を広げるなどしてチャンネル拡大を狙っていくと良いでしょう。
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