【セカンドキャリア事例】パート勤務からココナラをきっかけに50代で起業!洋服のお直しやオーダーメイドを手掛けるアトリエ黒猫さん

記事
ビジネス・マーケティング
こんにちは。ココナラ広報です。
ココナラには、自身のスキルを活かしてサービスを提供している出品者さんがいます。
今回取材させていただいたのは、洋服のお直しやリメイク、オーダーメイドを手掛けるアトリエ黒猫さんです。
パート勤務からココナラをきっかけに50代で起業した黒猫さんにセカンドキャリアの秘訣を探るべくインタビューさせていただきました。

サービスURL

【経歴・キャリア】育児がひと段落してからの挑戦!服飾系のキャリアで培ったデザインスキルを活かす

服飾系の学校を出た後、下着メーカーでデザイン・パターン・企画を5年間経験しました。その後、服飾会社に転職し、パターンを5年間手掛け、結婚してからは育児に専念するために一時仕事を離れました。

育児がひと段落してからは洋服のお直しの仕事をパート勤務で始めました。デパートや百貨店の婦人服売り場で丈のお直しをする仕事から始まり、3年後に都心の繁華街の店舗へ移動しました。その地域ではエリアの特性上、夜職の方や個性的な服を着る方が多かったため、ユニークな服のお直しを手掛けることが多かったです。一般的なお直しの他に、トランスジェンダーの方に洋服をリメイクしたり、コスプレの洋服をつくったりと、多様なご要望を形にしてきました。この経験を通してお客様のご要望に合った洋服のデザインを提案する引き出しがたくさん身についたと思います。

また、様々な体型、好みに合わせたフィッティングを施し、どんな風に手直ししたら、その方が美しく見えるか、一人一人に合わせた洋服を提供していました。一般的な体型の方の洋服を作っている時には得られなかった知識・スキル・経験を身につけ、より多くのお客様に対応できるようになりました。

その後、商店街の中に店舗をみつけることができ、昨年の10月には会社を辞め、現在は個人事業主として自分でお店を開いています。長年にわたる経験と技術を生かして、お客様の希望に合った洋服のデザインを提供し、笑顔と満足を得られるように努めています。

【出品をはじめたきっかけ】コロナの影響で働く機会が激減、ココナラで自分のスキルを活かすことを決意

2年前、コロナの影響で勤めていたお店の売り上げが激減し、パートとして働く中、なかなかシフトに入れずにいました。そんな中、たまたま見ていたYouTubeで色々な働き方を紹介しており、その時にココナラを知りました。
リメイクの仕事を続けたい想いが強く、雇ってもらえないなら、自分で立ち上げればいいんだ!と気づきました。ただ最初は、事業を立ち上げるのはハードルが高く、まずはココナラで自分の培ってきたスキルが通用するのか始めてみました。
手探りでココナラの出品を進めていく中で、自分と同じようなサービスを出品している方を見つけ、お手本にしながら自分の出品サービスを作っていきました。最初は依頼が来るか不安もありましたが、出品するとすぐに依頼が来て、徐々に手応えをつかんでいきました。お客様のことを第一に考え、ページのデザインを作り直すなど、様々な工夫を重ねていきました。現在もコンスタントにお客様からの注文が入り、ココナラの集客力を実感しています。

【ココナラで出品しているサービス】洋服のお直し・リメイク・オーダーメイド

洋服のお直しやリメイク、オーダーメイドのサービスを提供しています。お客様からは、「パーカーにチャックをつけたい」「指定した生地でオーダーメイドの洋服を作って欲しい」「襟と袖を取って欲しい」「お気に入りの柄でバックを作って欲しい」という様々なご依頼をいただきます。
ワンピース.png
お母様のトップスを、お子様のワンピースにリメイク

購入者の方とはお見積もりの段階から何度もお話をし、依頼者のご要望に合わせた対応を心がけています。また、企業の方からのご依頼も増えており、たとえば大量生産する前のサンプル作成依頼などが最近ありました。ココナラでは、地方の方からの依頼も多いです。
黒猫さん_サービス画像.jpg
実際の出品サービス

ひとりひとりのニーズに応じた洋服のお直しや製作ができるよう、オンラインだからこそ、細かな要望やアイデアをしっかりと聞き取るため、逐一対象のアイテムの写真を様々な角度で送ってもらい、その写真を見ながら提案しています。
作業風景.jpeg
作業風景

【事例】身体的な制限を抱えた方の特注リメイク

お客様からの注文には、それぞれドラマがあります。たとえば日光で火傷してしまう病気をお持ちの方のご依頼です。気に入った洋服があっても市販のものはなかなか買えないそうで、陽があたらないように工夫された服をつくりました。また、入院中にデニムを履きたいけど着脱がしやすい仕様にしたいという方に、デニムの上から下までチャックをつけるなどの提案をしたこともあります。
身体的な制限を抱えた方々に貢献できるような仕事ができたときの喜びはひとしおで、難易度が高いですが、今後も積極的に受けていきたいと考えています。

【出品してよかったこと】ひとりひとりの希望がつまったオーダーだから、やりがいがある

リメイクしたいという思いを持ったお客様からの依頼をたくさんいただきます。一人ひとりのストーリーを聞き、その服に新しい命を吹き込むお手伝いをすることが、この仕事の醍醐味だと思ってます。
私はこれまで様々な経験をしてきましたが、お仕事をする上で一番大切なことは人の役に立つことだと感じています。お客様からの喜びの声が、生きるやりがいやモチベーションになっています。

【出品の価値】セカンドキャリアは自分の培ったスキルを日本中に届ける!

実はもともと、服飾系の仕事は二度としたくないと思っていました。ずっと前かがみで仕事をするので肩こりもひどく、大変な仕事だと感じていました。そこで一旦服飾の仕事から離れて、ヨガを始めたところ、ヨガに魅了されインストラクターを目指しました。育児をしながら近所のお母さんたちを集めて、500円でヨガを教えることもしていました。

子どもが小学校に上がる年齢になり、子どもを学校に行かせることが大変だということを身をもって知ったとき、父が亡くなりました。その時、父が通わせてくれた服飾系の学校で身につけたスキルを活かし、服飾系の仕事に真剣に取り組むことに決めました。それが、父への恩返しになると思ったんです。

会社で働いていた頃は、お直し屋で働いているパートの一員に過ぎないと考えていました。たとえお店を開いたとしても、お客さんが来ないかもしれないと思っていました。
しかし、ココナラで出品してみると、たくさんの依頼があり、自分のスキルが誰かの役に立つこと、求められるスキルであることを実感しました。
そして、ついに今年の1月には起業をすることができました。
現在は、商店街の店舗と、ココナラで服のリメイクを提供しています。培ってきたスキルを日本中に届けることができ、様々な方に喜んでもらい幸せな生活を送ることができています。会社にいるときは、自分の思うように働くことは難しかったですが、今は自分で決めたセカンドキャリアを力強く歩いている感覚です。

【夢・展望】リメイクの仕事を続け、人々の暮らしを豊かにしていきたい

服には、着る人の気持ちを上げたり、人に与える印象を変化させたりする力があります。着る方のニーズに合わせ、より心地よく、袖を通すのが楽しみになるような一着は、その人のエネルギーになると思うんです。リメイクの仕事を続けることで、一人一人がお気に入りの一着に出会えるような、日々の暮らしが小さいながらも豊かになるようなお手伝いができたら幸いです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す