絵の勉強の想い出

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デザイン・イラスト
こんばんは。

実は私は「よ〜し!絶対デザイナーになるぞ!!イラストレーターになりたい!」と何か大きな決意がわけではなく。

元々小さい頃から絵は好きでしたが
デザイナーになりたい、絵を描く仕事を絶対するぞ、というのは周りに宣言したことはなかった気がします。

ただ幼児期からお絵描きしていると周りの音が聞こえなくなって
ヨダレが垂れるくらい過集中な子だったので、まあ暖かく見守ってくれた親には感謝です。
好きなことにはとことんやれるけれど、興味のないことは全く伸びず、、、
中学校からは特に興味のない教科で思考が飛ぶようになってしまいました。
(加えて紫外線アレルギーを発症してしまい、天気の良い日は外に出られなくなってしまいました。体育も見学したり、元々肌がものすごく弱くて市販されている日焼け止めも使えず
日傘で予防しつつも、アレルギー症状がひどくなるととても辛いものでした。運動も勉強も能力がない、、という悲しい状態でした)

そんな流れで、美術科のある私立高校に進学したのですが
そこからが本格的な絵の勉強の始まりでした。

美術史の授業〜素描の時間も多くて今思えばとても充実していましたが
「藝大美大を目指せ!」という圧は強くて
私も先生から煽られるままに「進学目指すぞ!、、でもうちはそんなにお金持ちじゃないし一番将来仕事に繋がりそうなデザインの道に進もうかな」となりました。

とにかく高校1年から受験対策の絵ばかり描き+放課後は毎日予備校という、
(ついでに浪人までして美術予備校に通いましたが)スポ根な学生時代を送りました。

絵の勉強(美術)って
あまりわかりずらい世界だと思うのですが
精神的にはとても追い詰められます。

自分の描いた絵や作品は常に講評されるし順位をつけられ時にはコテンパンに貶されます。やっぱり常に悔しいし、
自分の一生懸命作ったものを否定されるのはとても辛いし
上手く作れない自分も嫌になります。

センスに溢れたデッサンを仕上げられる周りの人たちにいつも打ちのめされていましたTT

でもデッサンって、スポーツや勉強と一緒で努力すればするほど上手くなるんです!

あの頃頑張ってよかったなって思いますし、
やれることや好きなことを頑張れば道は繋がっていくと実感することができました。

それにやっぱりどんなに貶されても受験デッサンは面白かったです。
「味がある」とか「勢いがある」とかそういう自由な物差しでなくて
うまいへたの基準が見える世界だからかもしれません。

たくさんの石膏像を描く毎日はちょっと思い出したくないような
そのほかにもいろいろな事件がありましたが
学生時代だからできたんだろうなって思います。
体力もとても要ります。

受験デッサンは特殊な世界ですが、やっぱり絵の勉強の仕方として経験してよかった。直接貶されまくる、自分のダメさを突きつけられるという経験も
私は少し精神的に強くなれたかなって思います。
数十年?経っても私の基礎になっていてやり切ってよかったなと思っています。

(ヘッダーにその頃描いたものです。実家に帰った時にスマホで撮りました)



いろいろな経験を振り返りながら
他人の作品と比べず、
過去の自分と未来の自分を意識しながら良いものを作っていきたいな、死ぬまで成長していきたいなと思っています。







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