【重要】補助金の代理申請について

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最近、我々のような補助金の支援者にとって非常に衝撃的なことが起こっています。それは「補助金の代理申請」について、です。

代理申請をしていると即不採択に

ここで言う代理申請は「お客様からGビズIDを聞いて、代わりに入力・申請作業等を行う」というものです。私自身、このような方法で補助金申請をしたことはあります。と言うのも、我々行政書士は、依頼者に代わり行政手続きを行うことが出来る専門家ですので、法の趣旨から考え、当然認められるものだろうという考えからでした。

ただし、気になる点としてGビズIDの規約で「第三者への開示」が禁止されており、特に事業再構築補助金では「代理での計画書作成」や「代理申請」は不可とされており、この規約が優先するのか法の趣旨が優先されるのか、専門家の中でも判断が分かれていました。

それが、今回ある補助金を代理申請した行政書士の方からの共有で「IPアドレスの分析から、事業者本人以外の申請が疑われる」として、事務局から確認があり、そして、代理申請である旨を回答したところ、なんとその申請は不採択になると告げられたそうです。

SNSでもすぐに拡散され、非常に大きな話題となっています。
また、他のケースとして「シェアオフィスなどの回線を利用」していたり「事務所を間借りしている先で申請したケース」が同じように「第三者による申請」と見做され、不採択となっています。

そして、これは間違いなく事業者自身が申請しているケースでも「一方的に不採択」と決められ、それを覆すには「事業者自身が申請している証拠」を事業者側が出す必要があるようです。この証明は正直非常に難しいと思います。画面ショットや、PCのログ、或いは申請作業をしている所をムービーにとったりしている必要があるレベルです。(これでも、証拠として採用してくれるかは不明です。。)

申請はご自身がご自身のPCで! 場所も会社所在地から!

この厳しい措置に対して、正式に抗議をしている方も出てきており今後変更になる可能性はありますが現時点では、一旦第三者申請を疑われてしまうと非常に厳しい結果となってしまいます。

ですから、今後補助金申請を検討される場合は、申請作業は自分で行うことを念頭にお考えください。作業自体は中々手間ですので、事業者さんの負担が大きいとは思うのですが不利益を被らないよう対策するしかないと思います。
その為「申請まで全て対応します!!」といった支援者やコンサルは要注意です。親切心からサービスとして申請作業までしているケースもあるでしょうか、最終的に不利益を被るのは申請者自身になります。

支援者にいくら異議申し立てをしても、不採択となったものを覆したりすることは出来ませんので、必ず申請はご自身で行うようにしましょう。

我々も、申請作業の代理は出来なくなりますので、サービスの提供方法も変更する必要があります。また、続報があればご報告いたします。


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