小説などにおいては、読み手側に余白があってそれぞれのイメージや感想があっていいものです。例えば登場人物の声質や性格、心模様など読者ひとりひとりが想像してもいいものだし、それを楽しむのが小説などの文学の醍醐味だ。
だから必要以上に挿絵などは必要なし、表紙も内容を想像できるものである必要もないと思うのだ。もちろん筆者の意図など、最低限伝えたいことがあり、それを補完するものもあると思うので、全て不要とは思わない。
いっぽうで、商材やサービスなどを取り扱うウェブサイト(ページ)においてはその性質は真逆と言っていい。閲覧者側にまちまちに異なる情報として伝わってしまってはダメだから。同じベクトルに向かって欲しいし、さらに興味や関心を持って欲しい。そのためにウェブサイトの画像は存在している。
極端なことを言えば、テキストのみですべてを伝えられるなら、そのウェブサイト(ページ)には画像は必要ない。誰もがそんな文章を書けるならいいし、私も書けるようになりたい。とはいえこのブログを書くにも四苦八苦しているくらいなので、なかなか難しい現状だ。
ウェブサイト(ページ)における画像は、そこで誰に、何を伝え、次にどんな行動をとってもらいたいのかなどの、その意図を補完することが役割だと考えている。