やはりロックンローラーたるもの映画『スクール・オブ・ロック』を見ておくべきですね。
「しがない男がエリート学校で泥臭いロックの良さを広めて勉強よりも大切なことを気付かせてなんやかんや成功させる」
もう観る前からもう主旨が分かり切っているんですよね。
でもそういうのでいいんですよ映画って、コメディって。
「ロックってのは酒飲んでフラフラすることじゃねぇ、最高のロックを聴かせることだ」
というセリフがあります。
そうそう、「ロック」ってだらしないことの免罪符みたいに使うやついるじゃないですか。そういうやつはマジでくだらない。ロックを語るな。ツムツムでもやってろ。
あと酒飲ませようとしてきて断ったら「ロックじゃない」って言われたことがあるんですが、アレはマジでしばきまわしても(略)
個人的には「ロック=狂気」みたいなことだと思います。
一日8時間楽器を練習してる人とか、マジでロックだと思いません?
そんなところ誰も気にしねぇよってレベルの小さなノイズを気にしてレコーディングし直すとか最高にロックじゃないですか。
毎日毎日ボロボロになりながらイベントの成功のために走り回ってるオーガナイザーさんとか、少しでもいい音を届けるためにEQをいじり続けてるPAさんとか、みんな最高にロックです。
要するに、こういう業界に出入りすると中途半端な人がいないというか、もはや狂気の沙汰なんですよね。
そういう人が成功するんだろうなぁ、そしてそいういう人のことを「ロック」と言うのだろうなぁというのをひしひしと感じます。
映画でも、「ロックだロックだ」と言い訳しながらダラダラと友人の家に居座り続ける主人公ですが、彼もまた全パートの楽器のことはもちろん、照明や音響、練習場所の確保やマネジメント、世間体にいたるまですべて生徒に叩き込んでいたので相当「ロック」であることには違いないですね。
なんてことを考えながら『スクール・オブ・ロック』を見ていました。
いやぁ面白かった。
ちなみに関係ないですが個人的に音楽青春作品は『シング・ストリート』も最高です。
是非どちらも見てみてください。