孔子は”売れて”なかった??【伝える力の重要性】

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ぷれぜん仙人です、

コンサル界の”先輩”の話をします。

誰か?というと孔子先生です。

『論語』でお馴染み、中国の偉大な
哲学者のあの孔子先生です。

孔子先生なんですが、けっこう
”しくじっている”ことがわかりましたので、
その話をシェアします。

たぶん、みんな名前や名言くらいは
聞いたことあると思いますが、

詳しくは知らない方が多いんじゃないかな?
と思います。

私自身、そんな感じだったのですが、

最近読んだある本の中で孔子さんの話が
出てきて結構、印象が変わりました。

孔子さんって実は、

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かなり不遇のかわいそうな人
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だったんだな〜という話です。

孔子さんは紀元前500年
くらいの中国の人です。

漫画「キングダム」の時代からも
遡ること200年以上前。

バチバチの戦国の世の人です。

父親は農村の一般人。
母親は身分の低い占い師。

ハッキリ言って、生まれも育ちも
全くもって恵まれていません。

そんな人が学問で立身出世して、

「魯の国」の大臣に
まで上り詰めました。

さらに、

2500年後の日本においても
けっこう知名度あるわけです。

ふつうに考えれば

「成功者」というイメージ
しかないと思います。

しかし、、、

実は、この孔子さんなんですが、
今でこそ世界的なビッグネームですが、

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生きている間は全く評価されず!
============================

という”悲しい人生”だったようです。

孔子さんは、

「仁による政治」

というもの作った政治哲学者です。

仁とは「他人に対する情や優しさ」
のようなものですが

これをベースに国を治めれば
素晴らしい国家ができる!

というのが孔子さんの教え。

で、

その”コンテンツ”を売り込む先はというと、
王様などの「支配者階級」になるわけです。

しかし、

それが全くもって響かない。

一応、大臣クラスまでは
登りつめたものの

自分の提言が全く王様から
見向きもされず失望し国を出ます。

そして、その”仁による政治”という
コンテンツをひっさげたコンサルとして

他の国、他の国・・・
と死ぬまで渡り歩いたのですが、

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 全く箸にも棒にもかからず
 失意のままに死んでいく・・・
============================

という人生だったようです。
けっこう、かわいそうじゃないですか?

でも、まあ、そりゃそうですよね。

戦国の殺し合いの世の中において、

「仁による政治で国を治めませんか?」
というキャッチコピーでは、

「そんな綺麗事でうまくいくかよ!」

と一蹴されてしまいそうなのは、
なんとなく想像できます。

ちなみに、

弟子も70人くらいいたそうなんですが

よく考えるとミニカルトの教祖だって
それくらいの弟子はいます。

そう考えると、

現在の世界的評価を考えれば、
当時はほぼ無名に等しい状態で
世を去ったといっても

まったく過言ではない気がします。

孔子さんの様々な名言もそういう”背景”
を加味した上で考えると意味合いが
変わって見えてきます。

例えば、

「巧言令色鮮し仁
(こうげんれいしょくすくなしじん)」

というのは、

巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって
人に気に入られようとする者には、
仁の心が欠けている!

という有名な言葉ですが、

「嫉妬」や「恨み節」が入っている
気がしてきます。

自分の「素晴らしいコンテンツ」
は見向きもされない。

一方で、

世の中、ロクでもないコンテンツを
口うまく伝える奴らが幅を利かせてやがる!

どいつもこいつも分かってねーな!

みたいな感じです。

また、これも有名な

「剛毅朴訥仁に近し
(ごうきぼくとつじんにちかし)」

というのは、

意志が強く何事にも屈せずに、
なんの飾りけもない口べたの人は、
「仁」の精神に近い人である!

みたいな発言も、

自分の現状を肯定し、下がった
セルフイメージを挽回するための
慰めの言葉にすら聞こえてきます。

私の勝手な推測、断定なんですが、
孔子さんは

============================ 
たぶん、プレゼンが下手くそだった
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のだと思うんですね。

口のうまい世渡り上手に
ロクなやつはいない!

とか自分で言っちゃってるんで、
完全に”直球の伝え方”で

「仁による政治」

を押しまくっていた気がします。

それが見込み客に全く刺さらない。
不採用の連続です。

孔子さんはおそらく自分のコンテンツには
絶対の自信があったんだと思うんですよ。

しかし、

どこの国に行っても、誰からも
相手にされない。

その報われない思いがこういう
言葉になって出てきた・・・

と考えると、

私の偏った感想ですが
聖人のイメージが吹っ飛んで

何とも人間的な
”哀愁漂うおじさん”の姿が
浮かび上がってきてしまいました。
(「ザ・ノンフィクション」に出てきそう)

しかし、

厳しいことを言えば

「伝わらないなら、価値はない」
「伝える技術も含めてあなたの実力です」

というのが、世の中のルールだったりも
すると思います。

そう考えると、

============================ 
巧言令色、大いに学ぶべし!
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と私なんかは思ってしまいます。

中身のスキル、知識が一緒でも
伝える力が下手くそだったら損します。

あるいは、

自分より大したことない”口がお上手な奴”
にボロ負けする可能性もあります。

”仁”とかカッコつけてる場合じゃないです。

飲み屋で「世間は俺を分かってない!」
なんて愚痴りたくないですからね・・・

では、

「巧言令色」で大事なことって何ですか??
というと、

「ロジックだけでは人を動かせない」

というのがとても重要なポイントとして
理解しておくべきだと思います。

孔子さんってたぶん、一生懸命「ロジック」を
説いてまわっていたんじゃないかな〜と
なんとなく推察するわけです。

でも、「仁による政治」をやりたければ

まず入り口のところで
「相手に興味をもってもらえるような伝え方」

をしないといけなかったと思うんですね。

じゃあ、

どういう伝え方をすると良いのか??

というと、

現代のコピーライティングの世界では、
あらゆる心理学、脳科学などをベースにして
いろいろと研究がされています。

============================ 
こういう伝え方をされると、
どうしても気になっちゃう!
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みたいな”伝える技術”が色々あるわけです。

そういうことを学んでいるか、
学んでいないかによって、

チラシ、ブログ、セールスレター、
プレゼン、商談、、、

あらゆるビジネスコミュニケーション
が変わってきますね。

もしご興味あれば「ぷれぜん仙人のブログ」
で検索して頂けると、色々と記事も書いてます。


今日は以上です!


ぷれぜん仙人


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