床のDIYの必需品! レーザー墨出し器の使い方

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そもそもDIYとは?

そんなのわかってるよ~って方も、もう一度よく確認してみましょう
そもそもDIYとは
Do it Yourself (簡単に言えば自分でやるって事)
の略ですね 
ついでに
リフォームは新品当時のように修復する
リノベーションは現在の状態以上のものを作る
ハンドメイドや日曜大工は、それぞれ検索してください( ´艸`)

この記事に興味を示している読者さんは、主にリフォームとリノベーションを同時、またはそれぞれをやろうかな?って思っているのではないかと思います
職人目線では、触っちゃいけない所まで手を出しちゃわないかなぁ・・・
と心配になりますが、大掛かり(家全体丸ごと、とか基礎まで含めた改装)
じゃなければ、出来る所はご自分で楽しみながら施工していくのもいいと思います
そして、最近はリフォーム工事というよりはリノベーション工事の枠に入る内容が増えましたね

床交換や壁の垂直を確認する事の理由

私のブログの中で、以前にもお話しましたが、従来の軸組み工法の場合
築4~5年から柱等木材の伸縮により、新築当時は水平垂直で建築した室内も少なからずや歪みが生まれます
ですから厳密に言えば、垂直、水平、平行という部屋は存在しないと思ったほうがよいでしょう

ですから構造用合板(コンパネ板)や不燃ボード(耐火ボード)、フローリング材などを新たに購入して貼り付けようとした場合、その歪み分を考慮して微調整をしなければならないのです(めんどくさいですね(´;ω;`)
具体的には、新品の断熱材を入れ替えた床の下地にコンパネを打ち付けようとした場合、四角や壁沿いのコンパネは左右どちらかを数ミリ切り落とさないとぴったり設置出来ないということです

これではいくら断熱材を入れ替えたとしても隙間が出来て断熱が完全にはできませんね
さて、どうすればいいでしょう
それは、
下地(床の場合は、床を支えている根太や大引き、壁の場合には野地板や間柱)を調整して、垂直、水平を出し直してから工事を進める
という事です
完成後も水平や垂直が出ているので、あとのメンテナンスや棚作りも簡単で、なにより快適です


調整する数値を出す効率化をはかろう

さて、やっとここでレーザー墨出し器の登場です
文字通りレーザーを出す装置なので、光の光度によってはサングラスが必要
になってくる装置もあります
値段は1980円~十数万まで
でも下のような多目的な光を同時に出す事が出来るものは3000円台からありますから、自分の気に入ったものを購入してみてください

さて、それでは早速つかってみましょう

①部屋の中央に装置を設置しましょう
 対角の柱を十文字に測って、中心をだして印をつけておいてください
 床をもう外してある場合は、コンパネ板を仮設置で固定しておいて測定でき       
 るようにしましょう
 *設置したら装置自体の水平を出します
  装置に水準器(丸いガラスに水泡があり、水泡が中央にくれば水平になる 
  もの)があればそれを使い、なければ水平器を装置の上に乗せて水平にし  
  てください
  装置の足に高さ調整ネジが付いていますから丁寧に水平を出しましょう

②で、スイッチオン
 何本か出ている垂直に伸びているレーザー線をどれでもいいので柱に合わせ 
 ます(その機種によって垂直のレーザー線は2本~8本、4本出る装置があ
 れば楽ですね)
 とりあえず仮に4本出る装置という事で話を進めましょう
 垂直に出たレーザーは柱に沿って垂直に出ているので、4角の柱が曲がって
 いないかを確認できます(そんなに曲がりは出ないとは思いますが、柱の角
 にレーザー線を持ってこられるなら曲がっている数値を4角共記録しておき
 ましょう)
 そして肝心な水平線!
 装置から出ている水平の線は、床からあまり高い位置ではありませんね
 さて、その水平のレーザー線から床までの数値を4角の所、柱と柱の中央の
 位置の計8か所を測定します
 その8か所の数値が全部一緒であればその床は水平という事になります
 もし何個所か数値が違っていれば高さ調整をしなければいけないという事
 です
 これで高さの歪みは何処を修正すればいいかが分かりました

③水平の歪みを確認しよう
 レーザー墨出し器の本体をよく見てください
 床に設置しているのは3本の金属製の足ですね
 その足がついているのが本体を乗せている台座なんですが、その台座と本体 
 はクルクル回ると思います
 そしてそこには目盛りがついていませんか?
 それは度数計なんです
 90度回せば直角方向にレーザー線が移動するという事です
今柱にレーザー線がある状態で、45度度数を回してください
 そうすると理論的に柱と柱の真ん中に線が移動します
 そして、壁1面、計4面8か所を測定します
 そして、その数値を対面の面で比較します
 その数値は高い比率で合っていない事が多いですね
 その数値から壁の歪みが判明します
 数値が上に行けば行くほど誤差が大きくなっていれば、柱は曲がりを直せな
 いので、その数値ごとにどれだけ下地を修正するかがわかります

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まとめ

あなたの家の構造体が、軸組み工法なのか、2×4工法なのか、軽量鉄骨、重量鉄骨造なのか、プレハブ工法なのか、
その工法によっても違いますし、そもそもリノベーションできるかどうかも変わってきます(構造計算というものがあります)
今回は在来の軸組み構造が大前提のお話でしたが、如何だったでしょうか
もし、うちは工法が違う、とかレーザー墨出し器、その使い方が分からない時は、私にご相談くださいね
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