鬼滅の刃に学ぶヒット曲の作り方②

記事
音声・音楽
それでは前回の続きということで
鬼滅の刃に倣うヒット曲の作り方を考察していきたいと思います
(完全に個人的見解です)


■家族愛がテーマ
 ◎世界観の設定しよう。(複数の曲を通じて)自分が表現したいことの根底ってなんなんだろう?を考えてみる。青春を謳歌したいのか、愛を歌いたいのか、哀しみの気持ちをわかってほしいのか、世の中の矛盾を説きたいのか、もっと根底にあるものは何なのか?

■鬼を狩る設定←強い敵がいる
 ◎ハラハラする展開
■必殺技かっこいい
 ◎かっこいいキメがある
■師匠が主人公をかばって死ぬやつ← 
 ◎箇所に印象的な「ブレイク」の場所を入れる
■敵にもつらい過去がある設定
 ◎悲劇的な展開と、暖かさのブレンド
■敵の能力もいろいろ(楽しみ)
 ◎根っこでは統一性やストーリーを持ちつつ、曲調の展開を考える(次はどう来るんだ!?)の感覚

■アニメすげええええ=
 ◎一番激しくしたい場面には、逆に穏やかさを持ってくる手法

エフェクトと作画・それに曲を流すセンスがすごいと思う。
曲のセンスというのは具体的には一番激しい戦闘場面に比較的穏やかな曲が持ってくるやつです。累との戦いで火之神神楽を繰り出したときに流れたやつね。効果音はバキバキやべえなのに穏やかな曲を組み合わせるずるさったら。
自分が知る限り(あんまり知らないけど)エヴァで流れたカノンとかだけどあれはちょっと穏やかすぎるね・・・ある程度はマイナー調でしんみりした曲が良いのかな。
 人には、あまりに激しかったり、死にそうだったり集中したときには心が静かに穏やかになるようなことがあります。走馬灯とかゾーンとか、そういえばナウシカの漫画でクシャナが戦闘中に歌う場面とかあったなあ。多分そういう感覚に表現になるんじゃないかな。

■必殺技がめちゃ多い(一人につき大10個前後の型がある)
「次は何が出るんだ?」感が大事。これは前述。しかしどうやってあんなに技を考えられたんだろう。ブレインストーミングや9マスアイデア法でもやったのか?

■敵が強すぎる(どうやって倒したらええねん的な敵しかいない)
 ◎絶望感。「経験したことのないようなクリアできそうにない課題が迫ってくる」感。これの正体ってなんなんだろうな・・・・
 フリーザとか、ナッパとか、聞仲とか、絶望感でハラハラする展開の出し方ってそのマニュアルがいまいちわからない。まあマニュアル化出来た時点で既知になって展開が読めてしまうバラドックスなんですが。
 鬼滅の刃はその緊迫感、絶望感を(特に下弦の累以降戦で)すべての敵で表現に成功していると思うのがすごいと思うんですよね。どうやったら勝てるの感しかない。
それでいてシリアスでなく随所にシュールなギャグを入れ込むセンス。やはり天才k(略

「はいはい、どーせまた勝つんでしょ」と思わせてくれなかった展開の要因は一体何なのか。誰かわかる人いたら教えて下さい。

■イカれた(失礼)イカした仲間達(ビビりすぎうるさい少年と猪頭女顔ムキムキ少年)でもちゃんとギャップ萌要素を埋め込む(ビビリ少年の一撃必殺とイノシシ少年の仲間思いへの成長)
◎遊び心が大事ですね。いろいろ外れた角度からアプローチして、でもきっちりキメるところはキメてみましょうと。

■敵がほぼ全員イケメン(玉壺除く)
敵だって格好いいほうが人気が出るんだぞ。あくまで人気の話。芸術性が高いとは言っていない(玉壺さんに怒られるよ)
そのイケメンや美女の中にいて、玉壺みたいなイカレに全振りしたキャラもまた魅力に映ります。一応あれで玉壺さんも壺にプライドを持つとか見習う所あるしね。
◎基本かっこいい路線で攻めましょう。コードの王道進行とか、かっこいいと思ったらそれをどんどんい入れ込めばOK。
その中で随所にイカれたところや遊びを盛りんでみましょう。

■まさか敵のナンバーワン(ラスボス除く)撃退に主人公が全く関わらない展開
→主役は取りをしてくれればOK。サブメロディだってかっこよく描かれたらそれでリスナーは楽しめるんです。むしろサブメロディが魅力くらいに。(ブリーチなんかもそんな感じだよね)

■姑息なラスボス
◎人間味を表現しましょう。
王道のバトルでなく、ドロドロした展開に持ち込めます。人間味があってこれはこれで。
ただし、ラスボスは強大で傲慢で尊大といういめーじの王道が合ったからこその新鮮さがあったと思う。つまり王道パターンからの逆のポジションを取る(つまり逆張り)が功を奏したとも言えそうな。


音楽や漫画に限らなないんだけど、最近は以前の価値観からの脱却の試みが盛んにされているような気がする。そうやって社会は進んできたんだろうけど、それがどんどん加速しているような。
基本的な進行パターンがあって、展開にこういうものという共通認識ができて、その基本を100も承知の上で、どこまでそれを崩して展開した後にまとめられるか。そんな感じだろうか。
ただ、音楽に関して言えば、漫画ほど皆が王道展開を知っているわけでもなければ、構成について思いを巡らせているわけでもない(コード進行とか編成とか、普通の人はあまり考えないよね)というわけでまだまだ王道をいくパターンも強いんじゃないかと思う。

〔次回考察:努力と発想のパラドクス〕
基本を学び、そこを崩して新たなものを作る繰り返しの常世。
自分が必死に基本に忠実に学んできたものを、基本からはずれたやつが軽々と否定し、新たに世の中に受けいれられるものを作り上げる。このループを抜け出す方法はあるのかな・・・ってのは次回にでも考察しよう。

■神話を元に?
 あとこの漫画は日本の神話を元にして作られている説も聞いたので、例えば◎古典音楽を聞いてみてそこからヒントを得る、というのも手法の一つかもしれないですね。
例えば超古代文明が存在したとして、そこにいた人たちはどんな音楽を聞いていたのだろう。・・・うーん音楽って残らないもんなあ・・・でも学んでみたら、想像することはできるかもしれないね。

そんなことを考えながら創作活動をおこなっていれば、いつか自分も人と一味違った作品が作れるようになるかもしれません。

というわけでちょっと抽象的なところもあったけど、鬼滅の刃に学ぶヒット曲の作り方でした。

最後に煉獄さんの言葉を思い出したので忘れないように置いておきます(と思ったら錆人の言葉だった)
「努力は、どれだけしても足りないんだよ。知ってるだろ、それはお前も」

・・・はい、私の努力、全然足りてないので、もっと頑張りたいと思います。ヒット曲作成までの道のりは遠い・・・


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す