凶方の影響は吉方で除去できるのか。

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方位鑑定をしていると、よくお客様から過去に用いた凶方の影響は、吉方を用いれば除去できますか?というようなご質問を頂くことがあります。

結論なら申しますと、過去に用いた凶方(剋気)は完全に消え去ることはありません。もちろん吉方(祐気)の影響も消え去ることはありません。
過去に用いた祐気(善)も剋気(悪)も未来を歩む方位の吉凶によって、いつでも善悪が発現する可能性を秘めているものと捉えます。
それが人生を歩む上で生じる喜怒哀楽の矛盾の無い自然な流れだと言えます。

過去に用いてきた方位の「気」の影響は、現在、生じている意思や環境などの状況の現れであり、この連なる因果は消えることも途切れることもありません。そして、人はこのような連なる因果によって生じた状況に干渉されながら意思(気)が発現し、方位の象意(気)に起因する方へ歩みだすのです。
そして、過去に用いた祐気(善)剋気(悪)は、その先に歩む方位の吉凶次第によって発現するのです。吉方へと歩めば過去の祐気(善)に接触し、善き要因に連なりやすくなり、凶方へと歩めば過去の剋気(悪)に接触し、悪き要因に連なりやすくなるのです。

トラウマになるような過去に受けた苦しみや恐怖、辛い出来事などが、心の底から完全に消え去ることがないように、剋気(凶)も完全に消去されることはないのです。
過去の苦しみや悲しい出来事は、その苦難を糧にし、前向きに物事を捉え、直向きに生きることで浄化し、その苦難も報われていくものです。
過去の苦難を引きずったり、又は、苦しんだ時の状況のような環境に陥れば、再びその時に根付いた嫌な思い出が記憶から蘇り苦しみ嘆くものです。
祐気(吉方)も剋気(凶方)の影響も、このように自身の意思と歩む方位によって、いつでも発現するものだと捉えるべきだとおもいます。

又、過去の移転した方位の吉凶を知ることも無駄な行為だとおもいます。
もし、過去の移転が凶方だと知れば不安に陥ったり、消極的な気持ちになるものです。そのような負の気が生じれば、凶方の剋気と共鳴し合うようになり、無意識に凶方へ歩みだしたり、凶方から悪い要因に連なるような出来事や人物と関わるような傾向が強くなります。

それ故に、過去の移転した方位の履歴など知らない方が良いのです。
過去はけして戻りません。
過去をやり直すこともできません。
未来しかないのですから…
これから先に歩む方位を重視することのほうが大切なのです。

過去に凶方ばかり用いた人は、過去の凶方(トラウマ)を恐れずに切り捨てて、この先歩む吉方(祐気)に対して、不安や疑念、邪念を抱かず前向きに幸福になることを描いて受け入れれば良いのです。
そして、その吉方となる方位の象意を自身の意志(気)に結び付けるように人生を歩めば、必ず良い要因となるものが連なり発現してくるものだと、私はそうおもっています。
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