音楽と料理の3つの共通点

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音声・音楽
ご覧いただきありがとうございます!
ピーピPです!

私は以前、東京の音楽専門学校でDTM講師をしていたことがあります。
DTM講師といっても、機材・アレンジ・シンセサイザー・サンプラー・ミックス・マスタリングと範囲は広く、今回はアレンジについてのお話です('ω')ノ

生徒さんたちの中には音楽の予備知識がない方もいらっしゃって、どのように説明すれば分かりやすいか色々考えた結果、音楽は料理と似ていることに気が付きました。

音楽と料理の共通点

①いろんな材料が組み合わさることで出来ている
「音楽は楽器」「料理は食材」がそれぞれ組み合わさることで1つの作品が仕上がります。

例えばお肉を主役にしてお野菜を入れたり、調味料を加えることで「野菜炒め」が出来るように…
音楽でもボーカル、ギター、ベース、ドラムのように様々な材料が組み合わさって出来ています。
(バンドサウンドの場合)

②材料はそのまま使ってもいいけど、下処理をすることが大切
料理では食材をそのまま使うことってほとんどないのではないでしょうか。
例えば
・切って食べやすいように加工する
・塩をかけて味を整える
・ハーブをかけて臭みを消す
など下処理を行うかと思います。

音楽でも音の材料を下処理することが大半なんです。
・音量を整える (ダイナミクス処理)
・響かせる (空間処理)
・音の美味しい部分をさらに引き上げる (倍音処理)
などなど、実はいろいろやっています。

それぞれの処理の中でも、さらにいろいろあるのですが、1つの処理のために数万~数十万の機材やソフトを導入していることって結構ザラです💸

音を作るのって奥が深い…

③音楽はコース料理
音楽の絶対的な特徴として、時間軸の芸術だということです。
これは料理で言えばコース料理に似ています。

コース料理と言えば
前菜 → スープ → 魚料理 → ソルベ → 肉料理 → デザート
という流れを想像できますが、これは食べる人が楽しめるようによく考えられていると感心します!

音楽もこれと同じで、すべてクライマックス!すべてサビ!みたいな曲はなく、サビの前は少し落としたアレンジをするBメロがあったりとメリハリを大切にしています。

私的な解釈ですが
イントロ
(コース料理のメニュー、これからこんな感じでいくよ、という高揚感)
Aメロ
(前菜~スープ、いろんな表現で楽しめるパート)
Bメロ
(魚料理~ソルベ、メインディッシュを引き立てるためのパート)
サビ
(肉料理、これがこの料理のメインテーマ!という印象パート)
Cメロ
(ソルベ、これもお口直し的な意味があるパートです)
※もちろん楽曲によって役割や強弱は変わります


いかがでしたか?

こういった構成で出来ているんだと認識した上で、ぜひ音楽を聴いていただくと音楽の構造がどうなっているのか、より理解できると思います!
実際にプロの現場でもリファレンス曲(作りたい曲のお手本曲)がどうなっているのか分析する際は、①使っている楽器の種類 ②どのような加工をしているか ③どのような構成になっているのか という視点でみます。

ぜひ素敵な音楽ライフをお送りくださいね♪
ではまた!
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